トヨタvsGE どちらのグローバル化が正しいか 編集委員 西條都夫
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注目のコメント
考えさせられる記事。タイトルの設問に対して、個人的には「業態によって正解は異なる」のが答えだと思う。自動車のM&Aは歴史的には上手く行っておらず、それは擦り合わせ要素が多いからだろう。逆にGEは、ポートフォリオ的に経営しており、経営ノウハウは注入したり営業網は活用するものの、自社色に染める必要がモノのレベルでは少ない印象。日立や三菱重工のような、各種産業機器をポートフォリオ的にやっている企業、またブランドマネジメントが重要な業界においてはM&Aの巧拙がより重要だろう。
一つの観点として、地域でのシェア1%でも成り立つ事業はグリーンフィールド、シェア20%程度無いと成り立たない事業はM&Aが基本となると思われる。
自動車は実は前者で、小さな話だとラーメン屋なんかも前者。後者は携帯キャリアだったりインフラだったり。
経営者視点では、できれば自力で進出したいから、その可能性を探り、成功確率が低い・時間が掛かりすぎる場合はM&Aという手段を選択することになるのだろう。単純にトヨタの戦略が日本っぽくて、GEの戦略が海外っぽいという印象。
どちらかが正しいとか正しくないとかじゃなくて山の登り方が違うということなんだろうね。登ってみなきゃ分からない!