「若い世代は重症化しないからワクチンを接種しなくて良い」は本当か(忽那賢志)
コメント
注目のコメント
若い世代の十数パーセントより、高齢者の数パーセント(男性4.8、女性7.7%)のほうがはるかに社会的な影響が大きいんですけどね。
東京都の場合だと重症者150人ほどで病床が逼迫するんですから。ざっくりと東京都の高齢者300万人だとして、5%が受けなければ15万人。
まあ人それぞれなので受けたくない人を批判するつもりはありませんが、社会全体の事を考えて啓蒙をするなら優先順位が違う。ワクチンパスポートをフル活用して、クラブはもちろんのこと、
カラオケ、スタジアム、個室居酒屋、等あらゆる「密な店」の
本格営業の再開時に「入店時パスポートチェック」を必須事項とすれば、若い世代にもワクチンを打つ動機が生まれます。
「ワクチンを打つこと = 社会の正常化に貢献すること = その見返りとして行動の自由が増えること」
という図式を定着させていくことで、
ワクチンを打つことと個人的便益がようやく繋がる。
社会の利益と個人の利益をシンクロさせるこの方法なら
いち早くワクチン普及が見込めます。
(職域接種は社会の利益と企業の利益をシンクロさせることで
ワクチン接種にブーストをかけられる良い実例となりました)説得力がイマイチ・・。
『若い世代でも重症化する人が増えている』というのはおそらくその通りなのだろうが、そのデータが示されていない。その状態で『デルタ株がアルファ株より重症化しやすい』と言われてもピンと来ない。
むしろ示すべきは『重症化までいかなくても中等症や軽症でも辛いぞ!』って部分とそのデータだろうと思う。コロナに感染しても発熱が2日で収まるとか普通の風邪症状なら入院して治療する必要まではない。だが肺炎になったり酸素飽和度が低下して呼吸が辛いといったことになると入院して治療が必要なのだろうと思う。そういう人達はデータで見る限りは重症者の数の30倍くらいいる。ただ残念ながら年齢別でどのくらいの症状が出たのかのデータはなかなか見つけられなかった。かろうじてあったのがコレ。http://www.jsdn.gr.jp/CMS/wp-content/uploads/f15af8bb72e7ddd48cabe90a0b625fc31.pdf
あと【若い世代の接種のメリット】として忘れがちなのが『接種率が高まることでコロナ禍から早く抜け出せ忌々しい自粛やマスクから早く開放される』ということだろうと思う。