ゴールドマンが約20年ぶりの移転、新拠点は虎ノ門－関係者 (訂正)
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ゴールドマン・サックスにお勤めの方（あるいは過去にお勤めになっていた方）であれば詳しいと思いますが、そうでない方でもゴールドマン・サックスが森ビルを選ぶ理由の一端を知るためには、現時点のオフィスを選んだ理由について記載されている以下の記事が参考になると思います。
●＜森ビル＞六本木から虎ノ門へ「ヒルズ」の次なる狙い【2】
https://president.jp/articles/-/10326?page=1
「六本木ヒルズは彼らのどのようなニーズに応えようとしたのだろうか。森タワーの43階から48階に入居するゴールドマン・サックスの例を見てみよう。（中略）同社は開業時から、「『逃げ出す街』から『逃げ込める街』へ」というキャッチフレーズを掲げているが、そのことは地震リスクの高い東京へ進出する外資系企業をあらためて強く引きつけている。（中略）また、我々のような企業は海外からの出張者が非常に多い。プロジェクトごとに1カ月、2カ月という単位で人が出入りするため、右も左も分からない外国人でもすぐに使えるサービスアパートメントが隣接していることも魅力的でした。」
なお、同社関係の不動産投資ファンド動向についての記事(2018年）です。
●米ゴールドマン､虎ノ門ヒルズ区分所有を約300億円で取得－関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-01-26/P351IN6S972Z01
注目のコメント
記事にある六本木ヒルズの設備の老朽化という話は本当かなあ。六本木ヒルズは3.11の震災のときにそのレジリエンスが証明されています。
たぶん森ビルから「虎ノ門の新オフィスタワーの看板テナントになってください。GSさんには他社には言えない最恵国水準のオファー（賃料）をお出ししますから。」という話があったのではないかと想像します。GSは合理的な会社ですから、経済性は重視する気がします。赤坂アークヒルズから出来立てホヤホヤの六本木ヒルズに引っ越しをした日が懐かしい。それから18年が経過し、いよいよ引っ越しです」。
GSは森ビルを渡り歩いているわけですが、森ビルに慣れてしまうと、やっぱりいいんですよね。森ビルを転々とする気持ちもわかります。
日経の金融機関は大手町や丸の内といったあたりが王道。外資系は、そのあたりか赤坂永田町と近い位置にいる中、GSは六本木で正直亜流のポジショニングでした。主要顧客までの距離が遠いとか、やっぱり大手金融機関だからこそ大手町という意見も何度も出たと思いますが、今回は森ビルで少し大手町に近づいたのは感慨深い方もいるのでは。
因みに大手町は国内屈指の坪単価。六本木は派手で高そうに見えますが、六本木ヒルズはコスパは高いビルです。加えて初期のメインテナントで長期契約できるとコスト交渉力も高いし、今回も良い条件で契約されたのかと思います。コロナだし特にね。GSが六本木ヒルズの最上階から虎ノ門ヒルズステーションタワーの最上階へ。また自社専用入口つくるのでしょうか、、六本木ヒルズの専用入口はオフィス規模縮小でいつしかGS専用ではなくなってましたね。
採用面接で六本木ヒルズ47階の受付で待たされている間ずっと「すげー！」と、地方大学生の"おのぼりさん"らしく窓際で景色を眺めていたら人事の方に「入社すれば飽きるほど見れますよ？ぜひ選考突破してくださいね ﾆｯｺﾘ」とされて恥ずかしくなったのを思い出します。
