投資アプリのロビンフッド、IPOを申請-昨年は純損益が黒字化
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ロビンフッドの上場については、一時期はコストが安い直接上場も噂されていましたが、結局引受会社を指名しましたね。規制当局との議論の中で、直接上場は投資家保護の観点で問題があるとされたのか、直接上場では出来ない新株発行が必要だったのか…
もし当局との議論が背景にあるとすれば、SPAC、直接上場と、米国の柔軟な規制に基づく異様に活発な新規上場の流れが変わる予兆かもしれません。
注目のコメント
まだロビンフッドのビジネスモデル「PFOF」が理解されているとは言い難いようですね。信用手数料などはごく一部。基本的には投資家の注文データをマーケットメイカーに先回りして売り飛ばします。
それにしても売上の75%がPFOFとは。凄い比率。
"注文回送の仕組みは「ペイメント・フォー・オーダーフロー(PFOF)」と呼ばれている。"
日経新聞によれば
・上場時の時価総額は400億ドルを超える
・マーケットメーカーから得たリベートは売り上げ全体の75%を占めた。
米ロビンフッドが上場目論見書 1~3月売上高は4倍に:日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03E9J0T00C21A6000000/ロビンフッドのIPOは、金融の既存の秩序を変えていく勢力の台頭を象徴する大きな出来事になると受け止めています。
純収入の2.8億ドルから9.6億ドルへの急増と、純損益の黒字転換も、ロビンフッドのビジネスモデルの持続可能性と、金融システムの構造変化の不可逆性を示唆していると考えるべきでしょう。
この流れの中で、新しい価値観を持った金融プレーヤーの登場と躍進が続き、ユーザーの目線を重視した新しい金融文化が浸透することに期待したい。