大学ゼミの討論で「はい論破!」を繰り返す痛い学生たちが増殖中(マネーポストWEB)
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個人主義のスタイルだけを取り入れてしまう、誤った(あるいは勘違いされた)個人主義のように思います。
ディベートに慣れている文化では、相手を論破することが目的化するのではなく、自分の意見をわかりやすく説得力を持って伝えること、そのために他者の意見の重要な論点をピックアップすることがトレーニングされます。それゆえ、少なくとも良い研究者は、かなり煮詰めた議論をしているとしても、相手に対する信頼と尊重の姿勢を見せることを怠らないように思います(ですから徹底的に議論した後でも笑顔で握手をしたりします)。
しかしながらこうした討論の表面だけを眺めて取り入れてしまうと、日本的個人主義スタイルになりがちです。結果として討論するとマウントの取り合いになって空気が悪くなるから・・と、ディスカッションそのものを避けるようになってしまうことも危惧します。
適切に自分の意見を伝えること、相手の意見を尊重することを学ぶ機会を小さいころから持つことの重要性を感じます。大学教育の中でもしっかり考えていかねばならないと思います。
注目のコメント
内田先生のコメントが参考になります。
社会に出て論破を目的とする議論は無い、と書こうとしてふと思い出した話が…
子供の頃に早稲田大学雄弁会という、ヤジが轟々飛び交う中で半泣きで演説するサークルが政治家を多く輩出してるというテレビの特集がありました。特殊な世界もあるもんですね。