日本映画のヒット作、女性監督の割合は3% 「ジェンダーギャップ120位の日本社会や働き方が反映」
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映画に限った事ではなく、テレビでもゴールデン帯の総合演出や一番責任を担うPを見ると、同様の傾向が見られます。ただ、これは分かりやすい「監督」にのみフォーカス、その割合に言及すればよいものではなく、作品がどう生まれるか、どのような人が関わり、どうチームができるか等、大きな構造の問題が。また、「女性監督」だから求められる作風みたいな?風潮も。
今年は「ノマドランド」でアジア人女性の監督のアカデミー受賞が話題になりましたが、同じくアカデミー賞を受賞をしている「ハートロッカー」や「デトロイト」を監督したキャスリン・ビゲローは、「誰が、何が監督したかは関係ない。あなたがそれに反応するか否か」また「もっと女性監督が増えるべき」と言っています。
http://tech.mit.edu/V110/N13/int.13a.htmlインクルージョンなどの声を伝えていくことが社会の公器として求められるメディア業界ですので、早急に改善が図られていくと良いですね。
男女で明らかに役が違う業界だからこそ、古くから女性に役割がある。そういう業界が一番女性活用で遅れているといつも思います。メディアのジェンダー格差は近年、民放労連などの調査により可視化されています。新聞、テレビ、広告業界、そして、映画、ドラマなどのエンタメの制作も同じような状況ですね。やはり働き方が長時間、パワハラ、などのように問題がある業界は、多様性の推進が遅れます。韓国もアカデミー賞をとったポンジュノ監督の現場はアメリカ流に「労働時間規制」が入っていたそうです。#Metooから変化しようと努力した韓国のドラマや映画が世界に評価されるのに比べ日本のコンテンツが世界に行けるのはアニメぐらい。コンテンツの力はあるのに、本当に残念です。