Amazon、Googleのデータセンター電力調達が、日本の電力勢力図を変える
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「カーボンフリー」は、もはや付加価値じゃないのかもしれません。
テックジャイアンツはずれも再生可能エネルギーの使用において野心的な目標を定め、彼らのデータセンターには、すでにカーボンフリーになっているものもあります。こうなると、クラウドサービスの「カーボンフリー」は最低限のスペックだと言えるかもしれません。
現に、欧州のグリーン・ファイナンスの枠組み「EUタクソノミー」では、データセンターがグリーンが、そうでないかを分けるものはエネルギーソースではなく、この記事にも出てくる効率性になっています。ハイパースケールデータセンターがその国、地域にあるかが、国力につながるほど、巨大な力を持ち始めていることを認識すべきなんでしょうね。
再エネが不足しているから、巨大なデータセンターを設置しないということになると、GAFAMはデータセンターの開設に消極的になりかねません。
日本はGAFAMにとって重要な国ですから、再エネ電源調達に血眼になるのは目に見えています。
一般電力会社でさえ、Amazonの要望に応えるのが難しい日本の現状は、化石燃料に依存しすぎて、エネルギー転換が遅れてしまったことに尽きるでしょう。
商社も欧州では大規模な風力発電所には投資はしていても、開発やエンジニアリング能力があるわけではありません。
これからGAFAMの再エネ電源の要望に応えていくには、PPAも発電事業者との直接契約だけでなく、送電網増強、さらには高圧直流送電などの方向性も検討しなくてはいけなくなると思います。
再エネ電源は不安定でコストが高いと言っていられないと思います。原発はもはや再エネ電源より高く、しかも新設には時間がかかるということも、GAFAMには受け入れられないでしょうね。素晴らしい記事。少しはこの領域は勉強したつもりでしたが、知らないことばかりでした。
これからは計算力=国力の時代だと思いますので、日本もどうにか勝ち筋を見つけていただきたい。
さくらインターネットさんの石狩データセンターがPUE 1.0x台なのはすごく期待できる話ですね。