中国共産党の元学者、米中関係構築は「甘い考え」
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注目のコメント
米国政府が中国に対して厳しい姿勢を採ろうとしても、中国で利益を上げられると考える企業や投資家を抑えるのは難しいかもしれません。
一方で、中国共産党が脆いという指摘は当たっていると思います。中国指導部の最大の関心事は常に国内にあります。例えば、経済発展に失敗しても、国内に不満が溜まり社会が不安定化するかもしれません。完璧な人間などあり得ないにもかかわらず、中国共産党は過ちを認めることができません。一党独裁を維持するためには、中国共産党は絶対的に正しくなければならないのです。
さらに、共産党内にも権力闘争があります。失敗したら、直ちに政敵から批判に晒されるでしょう。批判されないように政策を考えるだけでなく、批判自体をさせないために、政敵を粛清もしてきました。そうすると、粛清された政敵の家族やグループからも憎しみを買うことになります。
そうした体勢が安定しているとは言えないでしょう。中国の行動の原理が分かりにくい理由の一つは、国内の論理で動いていることにあると思います。米国が、長期の安定した関係を築こうとしても、中国指導部は国内情勢によっていつ態度を変えるか分かりません。中国がライバル、時には脅威と考える米国にとって、中国は関係構築が難しい国であることは確かでしょう。一番のファクターは権力闘争でしょう
先日は中共の高官・董経緯と他1名が米国に亡命したとの情報が出た
中国はそれを否定、米国は曖昧な否定をしたが、真実は一旦闇の中?
いずれにしても、一枚岩を演出する中共の中にも、様々な声があるのは事実