株主総会ピーク 気候変動問題へ取り組み強化求める提案相次ぐ
NHKニュース
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機関投資家が企業と対話する機会(エンゲージメント)において、ここ数年で気候変動を含むESGに関する話題が急激に増加しています。
株主総会での提案や質問においても、今回のように投資家サイドからESGに関する内容が提起されるケースが増加してくると、企業にとって気候変動をふくめたESG対応が、より経営全体の課題として認識されていくとおもいます。
企業側としては、改訂コーポレート・ガバナンス・コードでも盛り込まれたTCFDに沿った情報開示を行ない、気候変動に対する現状と将来予測、リスク・機会の認識をしておくことで、こうした場面においても建設的に議論ができるはずです。三菱ufjの気候変動に関する株主提案は注目されていましたが、賛成票は昨年のみずほでの賛成票35%を下回りました。
この気候変動の問題意識の急拡大にもかかわらず、ここまでに抑えたのは、事前にサステナブル経営の強化策を発表していたことが大きいと思われます。株主提案が通らなくても、企業を動かすという点では一定の成果をあげたとも言えます。
こうしたモメンタムはどこまで続くのか…気候変動対策はなかなか最終的な成果が見えにくいだけに、今後の活動の持続性が注目されます。こんなことがあったんですね。取締役の選任とはすごい。
日本じゃ考えにくいですけど↓
「ことし5月、スーパーメジャーと呼ばれる大手石油会社の一角、エクソンモービルに対し、大株主ではない新興の投資会社が気候変動対策の強化を求めてみずから推薦する取締役の選任を求めた結果、ほかの株主からの支持も得て、選任されることになりました」