中国CATL、テスラとの車載電池供給契約を25年まで延長
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2025年末までは4680セルの内製が出来なくても、CATL(のLFP等)で凌げるように手を打ったということでしょう。LGESは価格で対抗するか、GMとの合弁会社が製造するNCMA正極を売り込むか。
ちなみにテスラのバッテリー調達契約は買い取りが基本で、仮に不具合が起きてもサプライヤーに遡及しない方針だったはずですが、LGやCATLが加わって契約内容も微妙に変わってきている可能性が高いですね。EVの量産を考えるとCATLとの供給計画は当然と言えます。
テスラは蓄電池の内製化を進めていますが、今や中国での販売が米国と肩を並べたテスラとしてはCATLからの供給を確保しておくのは当然です。
ちなみにホンダは昨年CATLの株を1%購入しましたが、その目的は供給枠を確保してもらうためだと言われています。半導体もそうですが、自動車メーカーがサプライヤーに「買わせてください」とお願いする時代になりました。
テスラ自体は、中国での品質問題や足下での大型リコール(それも自慢のオートパイロット機能の不具合)があったり、ドイツの工場建設に当局から一時中止命令(理由が建設予定地の蛇の冬眠)がかかったり、やや逆風が吹いてるかにも見えます。
まあ、何でもかんでもうまくいくというのもおかしな話ですから、当分の間はテスラ対その他自動車メーカーの構図は変わらないでしょう。足元は中国での受注が落ちている(①)わけだが…ドイツ工場は許認可など含めた反対ですでに半年遅れもっと遅れるリスクもありそう(②)。
どこで作ったものをどこで売る、そこで売るために電池含めた仕様をどうする、こういったジグソーパズルを色々やる必要もありそうな中で、2025年までの延長、と。
①https://newspicks.com/news/5905432
②https://newspicks.com/news/5966961