取締役の得意分野、一目で=「スキルマトリックス」広がる―株主総会
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注目のコメント
目的が大切。株主総会の招集通知に掲載することの目的は少なくとも以下の2つがある。
1.株主が取締役選任の際の判断材料とする。
2.株主が新取締役会の実効性を事前評価する際の判断材料とする。
1のためには、取締役の要件や必要とされるスキル、資質が示されていて、それを充たす根拠や実績等の情報が求められる。導入した企業の実態はスキルどころか、経験分野に過ぎないのが残念。
2のためには、未経験の分野でも例えばリスク評価力があるとか、過去のM&Aからの教訓抽出力があるかどうかなど、取締役会チームとしてのバランスがわかるように設計するのが望ましい。スキルマトリックスは手段であって目的ではない。会社にとって必要なスキルを掲げるべきで、今いる取締役に合わせて作るものではない。
どこかにマルがつくように配慮するのは、日本人らしいが、必ずしもそうじゃなくたっていい。
自社の取締役会に足りないことや、在り方を何かを見つめ直す良い機会なんですけどね。先日初めてスキルマトリックスを見ましたが、面白いと思いました。もちろんこの記事でも記載があるように、どのようにしてこのスキルがあると表明されているのかが、不明瞭な点は否めなかったです。
またある会社では、掲げられているスキルを持つ人が社外取締役しかおらず、若干大丈夫かなと不安になりました。