ジェフ・ベゾスが「ワシントンポスト」を復活させるため「最初にやったこと」
マネー現代
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注目のコメント
記事から。
「そして、ここがすごいところなのだが、ワシントンポストがデジタル化する中で培った知見を盛り込んだデジタル化支援ツールをローカルの新聞社に販売したのである。これはまさに、AWSの戦略とまったく同じだ」
毎日新聞にもセールスに来ました。大変よくできていました。ただ、すでに新しいシステムをほぼつくり上げていたことと、日本語のローカライズへの懸念から採用は見送りました。ただ、ベゾスが毎日新聞を買収したら、何をしたろうかとよく考えました。しかし、そもそも日本の新聞社は法的に買収が困難という事情もあります。
それと記事に買収資金が250億ドルとあるのは、2億5000万ドルの誤記です。当時は日本円で250億円で買われたことに衝撃を受けました。昨年、ワシントン・ポストデジタル版編集長のインタビュー記事を読んだことがあります。そこで強調されていたのは、ニュースを「読むもの」から「体験する」ものへととらえ直す考え方の転換でした。それはエンジニアリングの力だけで生み出されるものではなく、取材データや情報をどういう形で世に出すのがベストか、を考える記者とエンジニアのつなぎ役が重要だと感じます。WPが持つ伝統的な部分と最新のテクノロジーをうまくマッチさせた点に、WPの復活のポイントがあるように思います。
株主からのプレッシャーがあるというのはこういう事です。日本の新聞社には先進国では珍しく譲渡制限があります。ガバナンスが全く効きませんので、自ら変わることはなかなか想像できません。もちろん新聞社が大株主である子会社も同じです。