【3分解説】出前館の赤字が拡大。熾烈なフードデリバリー競争
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他のピッカーの方々も指摘の通り、フードデリバリーサービスは短期的にはスイッチングコストが低い市場に思えます。一方で、サブスクプランやスーパーアプリ化といった、他のグローバルサービスがとった戦略に対して、出前館がどう出ていくのかは興味深いです。
出自からして、そうした水平展開よりは、垂直統合を図っていくのではないか、と予測します。レストランの業態自体も変わっていく中で、商習慣に深く入り込める出前館ならではのB向けのソリューションと、自社配達員を抱えているからこそできるオペレーションエクセレンスがカギになる気がします。
200億円の赤字というのは、逆に相当の覚悟がないとできない踏み込みでもあります。ペイ戦争でもそうですが、ソフトバンクーZホールディングスーYahoo & LINEという底知れない資金力と経営の胆力を持つグループの中で、中期での打ち手の動向をウォッチしたいと思います
注目のコメント
出前館はUberイーツどころかUber創業より遥か昔からあった。それがUberやドアダッシュらがギグエコ革命を世界に巻き起こし、その戦いに巻き込まれ同じ土俵でパラシュートマネー競争に巻き込まれている。黒船来航前にドミナントしておけなかったものかと他人事ゆえに簡単に思ってしまうが実際は大変なのでしょう。同胞として国産デリバリー老舗には頑張って頂きたいものです。
ただ、これに象徴されるのはつくづくアメリカのソフトパワー。
コンセプトをイノベートする。この場合ギグエコとか、ちょっと前だとシェアリングと言われたもの。これで一気に官軍化して世界を席巻する。
全く同じことを出前館は20年前からやってきたにも関わらず、これで一気に賊軍化して劣勢を強いられるという、この辛酸は日本の産業、企業が過去あらゆる分野、時代舐め続けてきた。
世界を捕れる産業を創る。
これをしない限り大なり小なり辛酸舐めは続くのだろう。様々な地域で全部使ってみましたが、どれもサービス内容は変わりません。
今は、招待すると1万円分のクーポンついてくるmenuでクーポンが溜まりまくってしまったので配送料や価格がディスカウントされるサブスク契約もしてみました。
しかし、クーポンなくなったらどれでもいい気がします。
スイッチングコストは低いので、どこまで投資し続けて寡占してから新たな付加価値模索という形でしょうか。
今のところは、コロナ禍終わって飲食店が通常営業に戻ったら市場は一旦大きく縮小する気しかしません。
出前館の投資見通しは甘いとみます。売上の急激な伸び、そして赤字の急拡大と、競争の激しさが伺える四半期決算でした。
先行優位という要素の他に、何が勝敗の要因になり得るのか気になるところです。また、ワクチン普及による影響も見逃せません。
仕組みを変えない限り、規模を拡大しても、1回の注文で作る調理、運搬にかかるコストは変わりません。規模の経済は限定的になるのではないかと思われます。そうした中、赤字を解消し、利益を上げ続けることができるのか。
「投資フェーズの後」の戦略についても、分析していく必要がありそうです。NewsPicksとして、追いかけていきたいと思います。