テスラの高性能EVが100万円代、中国からは50万円を切る小型EV... 日本車が迎える「黒船」の脅威
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注目のコメント
イーロン・マスクは新しい工場を作るときは、極めてハードルの高いイノベーティブな挑戦をします。
ギガプレスという家サイズの巨大ダイカストマシーンには度肝を抜かれました。
そして最新のモデルS Plaidのモーター性能に驚嘆します。数千万円もするスーパーカー並の加速とスピードを1000万円で提供するというのですから。
モーターの工夫は、銅製ローターを炭素繊維で巻き付けているものです。カーボンスリーブローターと称していますが、モーターの高速回転性能を段違いのものにしています。
炭素繊維をローターに巻きつけるEVモーターは、世界で初めての挑戦で、しかも巻き付け機は、イーロン•マスクが買収したドイツの装置メーカーが開発したものです。自動化のための機械は自社開発するというテスラの面目躍如です。
創業時のロードスターは、シリコンバレーの富裕層の心を捉えましたが、モーターは誘導モーターです。そしてモデルSでは、リア駆動モーターに初めて永久磁石式モーターを採用しました。この永久磁石式モーターの高速回転性能を引き上げるという野心を実現させたのが、カーボンスリーブローターです。
モーターの常識を破壊するイノベーションだと思いますが、イーロン・マスクの発表イベントでのコメントは、あっさりしたものでした。
新型ロードスターへの搭載を予定していますが、ニコラ・
テスラへの敬意を示すものになりそうです。
電力の交流送電を発明した偉大なニコラ・テスラをカーボンスリーブローターで復活させたいかのようです。
◎テスラ モデルS「プラッド」ローンチイベント徹底レポート
2021年6月14日
https://blog.evsmart.net/tesla/model-s/plaid-launch-event-report/
◎テスラのModel 3に採用された永久磁石モーターとは?誘導電動機との違いなど
model 3 2019/01/23
https://teslabo.com/blog/permanent-magnetic-motor-tesla-model3/以下は、
自動車設計・製造の専門家Munro氏によるイーロンマスク氏インタビューです。
テスラ車両の設計上の長所と短所を、マスク氏本人に鋭くツッコんでいます。日本でも非常に有名なYouTubeチャンネルですが、とても面白いです。
“Munro Live”
https://youtu.be/YAtLTLiqNwg
「モデル3のシャーシの後部が”フランケンシュタイン状態”」と言ってます。
シングルピースキャスティングはそれらの問題を解決するとのこと。ブログマーケティングが言われ出して久しいけれど、CMの代わりにこのような手法が一般化したことを痛感します。テスラの潜在的ユーザーはプレジデントやNewsweekを見ている訳ですね。なるほど。