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【野嶋剛】なぜ中国は、どうしても台湾が欲しいのか

NewsPicks編集部
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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    毛沢東は武力で中国大陸の主になりましたが、残った敵が台湾に逃れました。画竜点睛を欠いてしまったといえます。習近平主席が竜の眼を描き入れることで、創業の完成者たることができます。
     台湾に逃れた蒋介石の中国国民党は、1950年代から大陸反攻を呼号してきました。台湾は、明朝末の鄭成功の時代から、中国王朝に反抗する者たちの拠り所でした。中国共産党にとっても、目の上のたんこぶといえます。
     もっとも、今となっては中国と台湾では軍事力も経済力も隔絶していて、台湾からの大陸反攻などありえません。台湾としては、中国への害意は無いから、独立した存在として放置しておいてほしい、というのが本音でしょう。
     香港と同じことで、無理に中国と完全に同化させなくても、金の卵を産むニワトリとして自由にやらせておいた方が、中国経済のためになる、という合理的発想もありえます。台湾なら、ニワトリどころかダチョウサイズの卵を毎日産みそうです。
     しかし、これは経済的合理性の問題ではありません。中国の歴代王朝が、経済的合理性を基準に政治外交を決定してきた例はありません。服属の使節を送ってこなかったとか、独自のカレンダーをつくったとかいった理由で権威を貶められたとして戦争を仕掛けるのが中華の王朝です。
     サイバー戦、インテリジェンス戦、経済戦、外交戦、最新兵器を使った非正規戦を併用するハイブリッド戦争はロシアが実践していますが、中国も着実に運用能力を上げています。
     中国が台湾を征服する場合、弾道ミサイルの雨で更地にしてから海峡を埋め尽くす上陸用舟艇で地上部隊を送る、といったやり方はしないでしょう。サイバー戦、経済戦、外交戦で屈服を迫り、なお屈服しなければやり方はいくつもあります。南沙諸島を制圧し、台湾を海上包囲してシーレーンを切断すれば、石油一滴も輸入できなくなった台湾は、中国の膝下に置かれざるをえないでしょう。米軍が続ける「航行の自由作戦」や中国と東南アジア諸国の南沙諸島をめぐる争いは、それを防ぐ意味もあります。


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    ジャーナリスト / 大東文化大学教授

    中国共産党にとって台湾統一は100年の悲願。日本人の想像を超えたDNAレベルで中国は台湾を手に入れたがっています。その点で日本など外部の人間はリスク判断を誤りがちです。

    一方、台湾統一のための方法は、武力統一や平和統一など時代の変化に応じて変化してきましたが、今後はインテリジェンスを用いた『智統』が浮上してきそうです。新型コロナのワクチンをめぐる中国の対台湾イテリジェンス工作最前線を紹介します。


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    NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

    香港の自由が死んでいく様、ウイグルの人権が蹂躙される様を見て、中国との統一を望む台湾人はいかほどいるだろうか。台湾だけではなかろう。この国の影響力の下に入りたいと思う国は減るだろう。世界の若者のアメリカンドリームをチャイナドリームが取って代わることもなくなるだろう。

    中国は香港を手に入れた。それは戦術的成功だったが、戦略的にはどうだろうか。


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