「猫で実験していない」「不妊が起きたことはない」河野大臣が“ワクチンデマ”を明確に否定 中国やロシアの発信にも言及
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オリンピックと同じで「安全・安心」なんてものらそうそうない。100%がない以上安全というものは比較の上で成り立つもので極論を言えば結果論だし、安心というものは人によって基準が違うのでなんの参考にもならない(安心と感じる車間距離とか人によって違うように)。
明らかなデマ・トンデモ論はともかく、10年間など長期的な安全性なんてどんな新薬もわからないのは確か。ある程度薬理作用などから理論上ないように思えても「やってみないとわからない」ことはいくらでもあるしこれまでもあっただろう。一部の人にしか使わない薬とちがい、多くの健康な人に使うワクチンというものでこういった不安が生じるのは仕方がないように思える。
日常的にがん患者さんと接していてたまに思うのですが、同じことに相対したとき不安を強く感じる傾向の強い人って少し気の毒になってしまう。「再発が不安だ不安だ」と体調やデータのちょっとした動きに敏感になってしまう人もいれば「もう、なるようにしかならないんで普段はあまりがんの再発の可能性は考えないようにしてます。結局やれること変わらないんで」と極力普通に過ごそうとされている方もいる。どちらにも医師として丁寧に接しようと心がけていますが、前者に対してはなかなか気を遣います。
はやくコロナ関連の「不安」が世の中から減って欲しいものです。
注目のコメント
一定の科学リテラシーある人には不用だけど、政治家がこうして粘り強く発信していく事は大切。そして、反ワクチンの言動をしつこく繰り返す人には、中国・ロシア当局の反欧米のデマ工作をサポートしようとしていると疑っていく必要もありそう
個別に一つ一つのデマをきちんと潰していく姿勢が素晴らしい。ただ、一般的に知的レベルが高そうな職業の人(特に文系)が、デマ情報をまことしやかに話しているシーンに何回か遭遇しています。みなさん騙されないように気を付けてください。