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トランスジェンダー女性当事者の俳優オーディションを日本で初めて開催 ~映画『片袖の魚』主演イシヅカユウさんインタビュー~ - 羽柴観子

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  • 私は男性ですが、私の中にも女性のジェンダーは存在していて、ただ普段は男性ジェンダー側を生きることを余儀なくされている、そのパーソナリティが持つ制約が「私のジェンダーが男性である」ということの意味だと思います。そして、私の中に女性ジェンダーがあるから、「女性の気持ち」を、ある程度は理解することが可能になるのだと思います(もちろん、色々間違えますが、それでもある程度は)。その自分の中の別のパーソナリティにアクセスすることの延長線上に演技というモノがあるんじゃないかと思います(詳しくないですが、そんな気がします)。
    そういう意味では、トランスジェンダーというパーソナリティの方が、演技をすることの、「意義」と「難しさ」があるのではないか、と私は予想します。つまり、自分のパーソナリティを透明化して演じること、そしてそれを見る人が感じること、それが見る側も演じる側も、相当に特殊な経験になる気がします。


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