【藤原和博】対話を通して「情報編集力」を鍛え、「稼げる大人」になろう
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コロナとAIロボット化がビジネスパーソンの稼ぎの格差を圧倒的に広げる引導を渡したと感じるのは、私だけではないでしょう。
従来型の「情報処理力」(正解を早く正確に当てる力、基礎学力に近い)に頼って仕事を次々に片付けてきたビジネスパーソンは、ホワイトカラーの事務処理業務がやがて消えていくことにまだ気付いていないかもしれません。
しかし、意見のない人材、アイディアを生み出さない人材は、Zoomでの会議でも発言にインパクトがなかったはずです。仕事の処理が早いだけのリーダーや調整型の課長はその使命を終えつつあるのです。いっぽうで、コロナ下でもパワーを増しているように見える人もいますが、その差はなんなんでしょう?・・・
「情報処理型」リーダーの口癖と思考パターン
- 会社の方針が悪い
- もっと明確に指示を出してもらいたい
- 政府は何をやってるんだ!
- 売り上げの減少はコロナのせいで、私のせいじゃない
- ワクチンが行き渡れば、お客は戻ってくるだろう
こういう人には、もう現場から去ってもらいましょう。
「情報編集力」が強いリーダーの柔らかい思考
- コロナで在宅勤務が増えたことをチャンスに変えよう
- リモートワークのストレスは転居して環境を変えれば強みにできる
- 自分の仮説は「正解」ではないので、若手からもっと知恵のある仮説を募ろう
- 自分が納得しかつ関わる他者(お客様とその関係者)も納得する「納得解」は?
- 修正していけばいいんだ。まず、やってみてから無限に修正していこう!
後者のリーダーは、以下のような実際のケースの問題解決が可能なはずです。
- お掃除ロボの次世代機種にどんな機能を搭載すれば、もっと面白くなるか?
- 白い色が常識・前例の商品は多いが黒にしたら圧倒的に付加価値が上がるのは?
- 世の中になかったペットボトル飲料を発想してみよう。どんなアイディアがある?
- かき氷は通常皿を持ってスプーンで食べるが、片手だけで食べられる食べ方は?
- 初めての人に名刺を出さずに自分のキャラを賢くプレゼンして印象に残すには?
本講座では、こういう「アタマの柔らかさ」を鍛えます。
まず自分でやってみて、ついで息子や娘に伝えてみてください。アタマが良い子とは、処理と編集のバランスの良い子のこと。大人も同じですよね(笑)。>そんな中、教育改革実践家の藤原和博氏は「希少性のある人材=稼げる人材」となり、クリエイティブな人生を送るためには、日常の時間の中で、1割の時間を「組織的で処理的な時間」から「個人的で編集的な時間」にシフトすること、すなわち「情報編集力」を高めることが大事と語ります。
その通り。
私は良く『仕事や時間に追われるのではなく、それらは追うもの』とメンバーに言うのですが、それはつまり労働時間をルーティーンなことに時間を使うだけじゃなく、ルーティーンをやった上で時間を余らせて、その余らせた時間で自己啓発などに使って欲しいんですよね。「NewsPicks NewSchool」では、2021年7月から「親子で鍛える“情報編集力”」を開講します。
プロジェクトリーダーを務めるのは、教育改革実践家の藤原和博氏です。
こちらではプロジェクトの概要と藤原氏からのメッセージをお届けします。