今日のオリジナル番組


詳細を確認
どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
本日配信
32Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
スポーツメディアの難しさを象徴していると思います。かつてスポーツ報道は紙の新聞の強力コンテンツであり、それゆえにスポーツ新聞も次々と生まれ、広く普及してきました、ナイターの結果をすべての地域に配られる紙面に入れること、できる限り記録を細かく載せること、魅力ある写真を大きく扱うこと、などを面積の限られた紙面を舞台に腕を競い合い、強固なビジネスモデルを築いてきました。しかし、ネットメディアがたくさん生まれ、動画とともに配信できるようになると、コンテンツの消費速度が異次元の速さになりました。スポーツ紙の部数は激減し、即売というシステム自体が絶滅危惧種になりつつあります。スポーツ紙のネット収入も、スポーツではPVを稼げず、エンタメに頼っている状況です。スポーツのサブスクは、ゲームそのものを囲い込むようなことをしない限り、なかなか成立しないと思います。ニューヨークタイムズもトランプ大統領が去った影響を受けているようです。買収の判断にも影響が出たのではないでしょうか。
スポーツの市場は巨大なはずですが、やはり無料サービスと競いながら、高コストの経営を維持していくことは難しい。しかし、高い質を担保する有能な人材がいなければ特別な価値は生み出せない。組織を維持するには、やはりカネがかかります。無料のニュースや情報があふれるなかで、どのようにマネタイズに結びつけるのか。紙主流の時代は波静かな内海でしたが、環境の変化が激しいデジタル時代は波の高低が激しい外海を航行するようなものです。
The Athleticは素晴らしいスポーツメディアだとは思いますが、それだけでは合併することも難しいことを表している案件だと思います。これまでの流れも含め、今後も思い通りの価値で合併されることは難しいのかもしれない。
スポーツメディアはレベルの低い新聞になかなか数で勝てない。本来のスポーツの面白さを伝えるメディアは必要だが、なかなかそれを理解できる観客は少なく、マネタイズが難しい。野球一本足で出来上がった日本の三流スポーツ紙とは次元の違う世界。