【メルカリ】地道に、泥臭くやってきた。D&I戦略の現在地
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メルカリのD&Iについてお話しさせていただきました。
メルカリのD&I推進のポイントは、ハッピートークに終わらせないということです。
脈脈と続いてきた差別や、構造化された不公平の是正をしていくことが本筋ととらえています。
データによってそれを明らかにし、人事だけではなくすべての部門のリーダーシップ層が主体となってアクションしていく体制をつくっていきます。ダイバーシティというと数値目標の話がありますが、メルカリはあえてそこを打ち出していないそうです。(その理由は、28:15〜)
事前のMTGでも「メルカリのカルチャーとして数値目標は出さない。でも、数値目標を出さないことで本気じゃないと思われたくない。そのためにデータドリブンで、あらゆるバイアスや見えない差別を可視化し、仕組みを作り、ロジカルに対策していく」といったことを、D&Iリードの品川さんが言ってました。
この収録を介して学んだのは、「そこに会社としての信念があるならば、数値目標はあってもいいし、なくてもいい」ということ。数値目標には一定の意味があるというのは浜田さんがおっしゃっている通りですが、その手前の「どうあるべきか」の段階で、企業としての理念が問われる。まずはそこを理解しなくてはいけないなと思いました。
そのためにも、「ダイバーシティをハッピートークで終わらせない」(23:25〜)。本気でダイバーシティを推進する先進企業の現在地、ぜひご覧ください。大胆にやるには心理的安全性の高い安心できる人事制度が必要。Merci Boxという制度を使う事で成長できるという共通認識。結果、会社と社員の関係性が、会社のGIVEから社員のエンゲージ向上に。多様な人材に向けたエンプロイエクスペリエンス(入社前から)、それが自社サービスにどう活かされるか。すべてに一貫性を持たせてらっしゃる点、本当に尊敬し、見習いたいです。