変電所のケーブル損傷が原因 JR東、漏電で長時間運休
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変電所から線路へ送電することを専門用語で feed (饋電) と言います。
山手線では直流の電力を送ります。
直流用の饋電ケーブルは構造上、交流用よりもやや傷に弱いものになっています。
設置工事の際には傷をつけないよう注意を払いますし、コンクリートの角などで擦れないように防護管に収納するなどしますが、残念ながら傷ができてしまうと電圧と雨水などの影響で傷は大きくなって行き、まれに地絡(漏電)事故に至ります。
大きな事故に至る前に地絡電流を検出して未然防止を図りますが、直流の電流は本来必要な電流(負荷電流)と事故電流との区別が技術的に難しく、小さなうちに見つけることができないことも、しばしば起こります。
今回の事故はプロとしてあり得ないようなミスとかそういうことではなく、技術的にはありうること・防ぎにくいことであり、関係された方々には気の毒に思います。「変電所のケーブル1本が損傷し、漏電したことが原因」 (@@。
まさかネズミが齧ったわけでもないでしょう? 「原因」とありますが、これでは本当の原因が分からない・・・ サイバー攻撃もさることながら、設備投資が不足して老朽化して腐食して、なんてことなら影響が広範に及びそうなだけに心配です。続報に期待します (^^;1本のケーブルが漏電したことが要因。その要因を詳しく調査してもらい、再発防止につなげてほしいところです。
漏電は被覆破壊や浸水により、本来流れてはいけないところに電気が流れることです。特に鉄道や電力会社は大容量の電気を使っているので、それにも耐えうる素材や耐久性を持ったものを使っているはずです。
漏電ってどういうこと?漏電について解説
https://selectra.jp/energy/guides/knowledge/electric-leak
劣化によるものが主だとするならば、海外でもっと漏電事故起きてもおかしくないような・・・ニュースがこないだけ?