「iPhoneと同じことが起きる」アップルカーは3年以内に自動車業界を根本から変える
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アップルの参入や自動運転車が業界をディスラプトするという話は多いですが、個人的には疑問点が多いです。アップルは「自動運転技術」では後れを取っていると言われる中で、「新たな顧客体験」や「特殊なビジネスモデル」についても良く分からず、現時点では業界をディスラプトする姿はクリアに見えません。
既存の自動車メーカーの安定感のあるブランドに加えて、テスラなどの消費者を熱狂させるブランドがある中で、アップルのプロダクトが消費者マインドを塗り替える程の革新性が出るのかいまいち良く分からない。
iPhoneが消費者に手のひら一つで無数のアクティビティ可能にした革新的なプロダクトであることは間違いないですが、アップルカーはどんな可能性を開いてくれるのか。自動運転が実現したとしても、「酔わない」「安全性」などの条件がある中で、車が提供出来るサービスにライフスタイルを変える程の大きなポテンシャルがあるのか。普通の車の中でiPhone/iPadを使えばたいていの消費者ニーズは満たされるのではないか。
また、アップル製品のファンにとっては、比較的高額なプロダクトを保有することでステータスを表示するニーズが大きいという認識ですが、アップルカーのサブスクリプションサービスを使いたい人はどれだけいるんでしょうか。テスラユーザーも所有しているから自己顕示欲が満たされるわけです。アップルカーは普通に考えて高価格帯になるはずで、メインターゲットである高所得者は誰が乗るかも分からないライドシェアではなく、自分で所有するのを選ぶんじゃないでしょうか。
過去記事のコメントにも同様のことを書いてます。
https://newspicks.com/news/5930985?ref=user_1400096
https://newspicks.com/news/5634768?ref=user_1400096
https://newspicks.com/news/5738620?ref=user_1400096
注目のコメント
田中先生の最新著と合わせて読みたいですね。
内容的には「全くその通り」と同調します。ただ、間違いなくPRESIDENT Online編集者が名付けたタイトルの「3年以内」を「30年以内」にすれば完璧でしょう。筆者は「3年以内に(アップルカーが)ローンチされる」としか書いておりませんので。。
Appleがどのような形で自動車業界にエントリーするかはまだ誰にもわかりません。ただ、記事にあるようにAppleは「EVxAV」でビジネスモデルを構築するでしょう。AVの技術が形になるのは3年以内では到底無理です。相応の時間を必要とすると考えます。初めてiPhoneを触った時の衝撃は今でも忘れられません。iTunesで一律一曲99セントで買える様になった時も、多くのレコード会社が反対する中、そのシンプルさを訴え全員を説得するパワーは業界を一新しました。
アップルカーでは何が起きるかわかりませんが、例えば「中短距離移動」というマーケットにおいて例えば一律1km〇〇円とし、自動運転になればタクシーとレンタカーの定義の差がなくなるかと思います。
車を所有するのではなく、それぞれのエリア内を動き回るアップルカーを好きな時に好きなだけ使い、サブスク会員でも使えるようになると移動の概念が変わりそうです。またそうなればEVの最大のネックである充電時間も利用者は気にする必要がなくなるかと思います。
どうなるか分かりませんが、またあの驚きを楽しみにしています。”アップルカーの大戦略”—昨年12月にアップルがアップルカー発売の準備をしていると報じられましたが、仮に同社がそれを実行した場合、どのような戦略を展開するかについて6つのポイントで示しました。
またアップルカー戦略の予測の一環として、マーケティングの4Pと4Cを示すともに、アップルがアップルカーを通じて目指しているだろう理想の世界観を図表で表現してみました。
お時間許す際に実際の記事をお読みいただければ幸いです。