「オンプレミス回帰」は進むのか、ハイブリッドクラウドの動向は？
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
オンプレは高いコストと引き換えに超高可用性やリアルタイム性、特異な要件を得る為に有益ですが、それ以外でメガクラウドに勝つのは容易ではないと思います。
①コンピューティング、②データアクセス・セキュリティ、③データストレージ、④高速通信、⑤冗長構成、⑥インフラ運用、⑦保守・リスクアセスメント・セキュリティ対応、⑧エンジニア教育、⑨事務など組織運営、⑩技術革新(技術負債 支払い)
もしクラウドは高い、オンプレが安いと感じるなら、例えば⑤冗長は程々、⑦は事故事後アクションのみ、⑧教育はメンバー任せ、⑨⑩は知らなかったことにする、という類の結果 安く見えるだけかも知れません。
クラウドネイティブに成りきれず中途半端な自前運用コストでクラウド高く感じるのも正直なところでしょう。
更にVUCAに備えるインフラコストも無駄です。
メガクラウドは高度に標準化、自動化、最適化された設備や設計思想に加えて従量課金サービスなどで良品廉価を設定してきています。
セキュリティや可用性といった品質要件を下げないと、メガクラウドには追いつかないと思います。無邪気な無関心で安く構築するのは、是非とも避けたいものです。
特異な要件はオープン思想に変革し将来に備えます。
リアルタイム性の要件は最小限にして時間軸の足枷から解放され、時空の概念を超越したデータ活用(例：複数の未来を評価した結果 リアルをドライブする)にDXします。
良き判断と良き理解で良き未来をこれを読んでオンプレからクラウドへの移行をためらった人はそもそも前提を確認する必要があります。
まず、社内にインフラ担当がいるか？それはAWSやazureを管理する人ではなく、ハードウェアの設計、運用のインフラができる人、と言う意味です。多分ほぼいなくて外注しているだけですよね？だとしたらまずAWSの管理者を採用して、クラウド化しましょう。多分それでほとんどの企業は解決するはずです。多分総売上に占めるクラウド費用は微々たるものでしょう。
この記事で言っているのはその次の話です。増えすぎたクラウド費用を削減するためにオンプレとのハイブリッドが選択肢に上がります「オンプレ回帰」という業界の流れが来るかという記事かと思いましたが、読んでみると「一部の企業にとってオンプレを一部導入する（残す）のは理にかなっている」という話でした。真っ当な記事だと思いました。
記事で挙げられているDropboxは自社で注力していくべき技術領域が確立しており、将来必要な計算リソースも十分に予測可能で、なおかつ競合がまさにパブリッククラウド企業という特殊なパターンです。
もちろんオンプレを選んだことで単純にコストダウンになるということはなく、他社に投げていた仕事を自社で投資してなお余りあるメリットがあると判断しての決断が必要です。そういう場面で自社技術を磨くことを選択できる企業はカッコいいと、いちエンジニアとしては感じます。
