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日本の「うつ」 コロナ後は8年前の2倍以上に

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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    気を許せる人達と自然に話せる環境を整えて社会性を得て貰うのが、いろんな原因でうつ状態になった繊細な人達を鈍感な凡人が作る世間に取り戻す最良の道の一つと聞き及びます。「若者や失業中」でそれでなくとも社会との関りが薄い繊細な人たちがコロナ禍で巣篭りを強いられたら、それと正に逆のことを経験するわけで、うつ状態にならない方が不思議です。
    うつ状態に陥るまでに経た時間が長いほど、回復に必要な時間も長くなるそうです。不幸にもうつ状態になった人達に「精神面での医療ケア」が重要なことは論を待ちませんが、働く場を失って人と接する機会を失うこと自体がうつ状態を招く可能性も高そうで、予備軍をうつ状態に陥らせず回復途上の人を後戻りさせないためには「雇用対策をより充実させ」経済的な不安を取り除いて人と交わる機会を保証することも大切であるように感じます。
    米国で50万人、英国で10万人とも言われる超過死亡を生んだ国々と違い、昨年の我が国は超過死亡どころか死者が傾向対比2万人も減る程度の状況でした。「アメリカやイギリス、フランスでも2020年はじめにうつ病やうつ状態だった人は、新型コロナの感染拡大前の2倍、または2倍以上」とありますが、日本についてはコロナ禍直前との対比がありません。不思議な書き方ではありますが、コロナ死を防ぐ過剰な努力が「日本でうつ病やうつ状態だった人は8年前のおよそ2倍以上」という状態を生んだとしたら、残念な話です。ワクチン接種を進め医療体制を整え二類感染症の指定を見直して、一刻も早く普通の生活を取り戻すのが何よりの対策であるように感じます。


注目のコメント

  • マウントサイナイ医科大学 精神科 助教授

    この記事は「うつ病」の有病率を指しているように誤解を与える恐れがありますが、こころとからだの質問票(PHQ-9)のスコアが10点以上であった人の割合を指しています。

     この質問票のスコアが高いほど「うつ症状」が強いと回答したことを意味しますが、PHQ-9はプライマリーケア領域でのうつ症状のスクリーニングには有効である一方、うつ病の診断には有効ではありません。PHQ-9スコア10点以上によるうつ病有病率は過大評価されていると報告する論文もあります。

     「うつ症状」はうつ病だけなく、それ以外の様々な原因・背景で生じます。時にはストレスに対する正常範囲内の反応であることもあるので、「うつ症状=うつ病」と早合点しないことが重要です。一方で、うつ症状を自覚した場合は治療・介入の必要があるかどうか気軽にメンタルヘルスの専門家に相談できるような環境・制度の整備が重要と思います。

     記事のデータの元となった原著を調べてみると、2013年と2020年ではサンプル数もサンプル抽出方法も異なるため、両者を一概に比較することはできませんが、コロナ禍のような未曾有の事態では多くの人が強いストレスを感じ、うつ症状を自覚する人が増えるのは当然のことです。

    引用されたOECDの報告:https://www.oecd.org/coronavirus/policy-responses/tackling-the-mental-health-impact-of-the-covid-19-crisis-an-integrated-whole-of-society-response-0ccafa0b/
    日本のデータの原著はこちら
    2013年:https://bmcpublichealth.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12889-018-6327-3
    2020年
    https://www.researchgate.net/publication/340966793_Mental_Health_Status_of_the_General_Population_during_the_COVID-19_Pandemic_A_Cross-_Sectional_National_Survey_in_Japan


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    (株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー

    うつには、いろいろな影響が考えられます。二つ大きそうに思うのは、このコロナによる経済や失業などの状況が影響を与える部分と、リモートワークなどによって、対面コミュニケーションが制約されたことです。
     我々は、職場でのコミュニケーションと幸せ/不幸せ(→うつにつながる)との関係を大量のデータで調べてきました(詳しくは、最近の拙著『予測不能の時代』に書きました)。
     その結果、コミュニケーションの量は、不幸せ(=うつ)とは関係ないことがわかりました。
     一方で、コミュニケーションの形態や質が大きな影響を持つことが明確になりました。職場のつながりの構造が特定に人に偏らないこと(F=Flat)、5分や10分の短い会話が頻度よく行われていること(I=Improvised)、うなずきなどの非言語の表現が豊かなこと(N=Non-verbal)、会議での発言権が平等なこと(E=Equal)、合わせてFINEが、幸せ/不幸せに直結することを明らかにしました。
     これらFINEなコミュニケーションは、意識しないとリモートワークでいずれも低下する要因ばかりです。従って、よほど意識しないと、うつ傾向が強まると想定していました。
     この記事で紹介されているデータの前提は、よくわかりません。しかし、この状況変化の中で、注意すべきことは、このFINEなコミュニケーションができているかです。
     実は、FINEのいずれの要素も、意識して高めようとすれば高められるものばかりです。我々の工夫にかかっているのです。


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    マウントサイナイ大学 アシスタントプロフェッサー

    うつ症状の増加や自殺に関して、端的に外出自粛要請との関連を指摘する声をよく目にしますが、実際にはうつ症状は複合的な要素に起因するのが普通だと思います。

    コロナウイルス関連の要因ひとつとっても、政策の影響だけでなく、感染流行自体がもたらす不安やストレス、感染者への偏見などがもたらす心理的ストレス、感染自体に起因した症状ないし後遺症としてのうつなどの側面も考えられます。


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