暗号資産のスーパーサイクル：この先10年をいかに形づくるか【前編】

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• 山下 健一

  一般社団法人 日本暗号通貨技能検定協会 代表理事

  ・2021年06月22日

  日本ではビットコインやイーサリアムを総称して「仮想通貨」や「暗号資産」と読んでいます。この名称、世界基準からすると残念な総称です。呼び名って非常に大事であり、これらから創造できるのは、仮想だから分からなくて怪しい、資産という事は投機対象だ、という思い込みで思考が止まってしまうケースが多い様です。本来は「暗号通貨」が正しい総称です。「暗号技術に守られた通貨」という事です。そして大事なのは、ビットコインと言う名称はシステムの名称であるということが大前提にあります。このことを念頭に置いて今回の記事を読んでみると、理解が非常に進みます。