なぜフランス人は建築プロジェクトに日本人建築家を指名するのか 安藤忠雄、SANAA、坂茂、隈研吾らが生み出す建築物の特徴
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注目のコメント
ブラジルや南米の他の国でも日本人建築家、日本建築への興味や関心は相当なものがあります。大きな本屋に行けばKENZO TANGE, TADAO ANDO, KENGO KUMA, SHIGERU BAN, SANAAなどの名前が並んでいることはざらですし、例えばサンパウロにある建築大学では、熱帯建築論、西洋建築史などの授業と並行して、日本建築論という授業の一コマもあるほどです。
南米で実際に作品を実現させた日本人の建築家は欧州に比べればまだ少ないですが、日本建築や日本人建築家がこれほど注目されるのは以下のような点があるのではと思います。
・場所のコンテクストを読み込む力(場所と現地の文化や素材へのリスペクト)
・日本建築が本来持つ柔軟性(フレキシビリティ)と繊細性
・デザインだけではなく工学的にもしっかり細部まで検討された設計
・そして私が現場で働いていて一番強く思うのは、口だけではなくしっかり形に落として実行に移すことができる実行力
日本建築、日本人建築家はジャパンブランドの強力なプロダクトであると言うことをもっと自覚して官民一体で海外にアピールしていくべきものです。日本政府もジャパンハウスなどの対外文化発信拠点で日本人建築家の展覧会を開催してはいますが、まだまだアピール不足だと思っていますし、建築家も個人で海外に出ていくケースは山ほどありますが、シェアできるナレッジやリソース、経験はもっとシェアするべきだと思います。
世界中から日本人建築家や日本建築が熱い視線を浴びている今だからこそ、好機を逃さずもっともっと外に出るべきですし、投資家や事業家の方々も日本人の建築家を利用して海外で事業を興す絶好のチャンスです。・フランス人は自分の街に対して愛着がある
・緻密なパリという都市の風景において日本人建築家のアプローチはいつも繊細で、尊重されるもの
【個人的意見】
日本以外の建築家のアプローチがどんなものなのか知らないけど、確かに日本人のアプローチは都市に対しても必ず行うし、繊細な気がする。
フランス人は自分の街に対して愛着があって、立てられた建築についても批評するってのは良いなと思う。そういうマインドが街を作る気がする。そもそもフランスでは外国人建築家のPJ自体が多い可能性もあるので、本当にその中でも特段日本人が多いのかは気になるところです。
すいません、記事は1Pまでしか読んでないです…分割してPV稼ぐのもう勘弁してほしいです。