【吉野彰氏インタビュー】とてつもない電池を創ろう
日本経済新聞
17Picks
コメント
注目のコメント
こちらの再掲記事も今となっては貴重かも。NTTの携帯電話に搭載されていたリチウム金属負極バッテリーの事故調査結果について書いてあります。
リチウム金属負極バッテリーは、今やイーロンマスクの頼みの綱であるジェフ・ダーンが居た加Moli Energyが作っていました。今度は単結晶ニッケル正極を引っ提げて再登場となるか。Matsunagaさんのコメントに惹かれて読みました。
リチウムイオン電池の発火事故の調査をした時、NTTは熱暴走ということも知らなかったんですね。
本当に開発できるのか?と上司から問われても、折れることなく開発を続けたという話は、技術者を尊重していた時代のおとぎ話のようにも思えてしまいます。
目先の利益を追えば、結局は大きな未来の果実を捨てることにしかならないのですね。
何もなく手探りだった技術開発に携わった二人の技術者の対談は、技術が成熟してリチウムイオン電池の限界が見えているからこそ、材料からちゃんと見てほしい、そしてとんでもない電池を開発して欲しいという日本の技術者たちへのエールですね。
今更最先端の半導体に国家を挙げて踊るより、まだまだ日本がやれることはたくさんあるはずです。
さまざまなな試行錯誤を繰り返すことは、AIの効率には敵わないかもしれませんが、手を使い、汗を流し、脳みそを絞るような努力こそ、効率では実現できない偉大な発見につながると思えてきました。
希望を与えてくれる対談でした。読んで良かったです。