【マッキンゼー】「パーソナライゼーション2.0」が来る
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マーケティングにおけるパーソナライゼーションの本質を経営視点から考察する内容は非常に興味深い。収益を追求する企業経営の文脈だけで、パーソナライゼーションの具現化は難しい…と改めて思う。パーソナライゼーションには、本人を理解することが必須となるが、利他の精神がないと辿り着けないのではないかと個人的に思う…。行動変容に繋げるには、認知バイアスなど難しい課題は存在するが、その人に刺さる"示唆"がなければ成立しない。気づいていないことを気づかせることを目標とした取組みがパーソナライゼーションを進化させると思う。
注目のコメント
クロスファンクショナル(部署の垣根を越え横断型)なコミュニケーションと組織は、想像以上の結果をもたらします。同時になかなか横串で連携がチャレンジな企業が多いのも事実。
営業とマーケティングがONE TEAMとなり、お互いに良い意味で刺激し合いながらも素晴らしいチームワークの組織にいた経験がありますが、何より会社の目標へ一緒に向かうという仲間意識がお互いの部署のメンバーにも素晴らしい相乗効果を生みます。営業とマーケティングという違う立場同士だからこそ、様々なアイデアが出てお互いにさらに良いものを創り出せる。
マーケティングとは独りよがりでは成り立ちません。フロントビジネスである営業や製造部隊の想いやニーズをしっかりと受けとめてこそ、効果的なマーケティングに繋がりますね。マッキンゼーで30年マーケティングプロジェクトを手掛ける菅原さん。印象的だったのは消費者は一度「成熟」してしまうと、2度と元には戻れないとのコメントです。だからこそ、パーソナライゼーションされたサービス・製品を知ってしまった人はプラットフォームには満足できなくなる、と。
では我々サービス提供者はどうやってパーソナル対応に備えるべきか?そのヒントが満載であると同時に、昨今のマーケティング手法として定着しつつあるアジャイルの具体的なコツまでカバー。
さて次世代マーケティング人材は、どこにいるのか? また、どうやったらなれるのか?詳しくは本文をお読みください。アジャイルマーケティングにしてもそうだと思うのですが、マーケティングの基本課題は昔から言われていることで、それがある時期「データの民主化」によって「なんでも分析すればいいんだ」と勘違いされ、今もう一度「実はデータ民主化をうまく取り込むのは簡単ではない」ことが再認識されているのだなと感じました。
ちなみに、自己実現も大事ですが、今は圧倒的に承認欲求の時代になっているのではと思います。