井の頭公園などのパブリックビューイングを中止、集合型ライブサイトはワクチン接種会場に 小池都知事
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意思決定の内容そのものより、「どのように見せるか」ということが、小池都知事、黒岩知事などマスコミ出身の「政治家」の主眼。
この手の出来レース報道をこの1年ずっと見せられていて、正直辟易しているのは私だけだろうか・・・
注目のコメント
賢明な判断だと評価したい。
今は、ワクチンの接種拡大にあらゆる政策資源を振り向けるべきタイミングです。五輪のパブリックビューイングは平時であれば行きたいし、喜びを友人や隣人と分かち合いたい気持ちはある。というかその気持ちは個人的にも非常に大きい。
ただ、今回について言えば、五輪はテレビで観れば良いし、残念だがそれを甘んじて受け入れたいと思う。多くの国民はそうした分別を持ち合わせているはずです。
一ついうなら、単に、「PVを中止するだけ」というだけでは寂しい気もします。用意された場所をワクチン接種会場として活用するというのは、ある意味で救いです。う~ん。これは必ずしも正しい方法としてではなく、国外の事例の一つとして捉えて欲しいのですが。
経済活動の再開が相次ぐ欧州にしても若い年代層の、特にデルタ株の感染防止に非常に重要だと言われる二回目の接種が終わった人の割合はそう高くありません。ワクチン接種証明も二度目の接種から例えば二週間経って初めて接種完了とみなされます。
経済再開が進んでいるのはワクチン接種により高齢者層の重病化リスクが激減した等の事情は当然ありますが、他方でパブリックビューイング等のイベント参加にワクチン接種証明を義務付けられるほどには接種は進んでいません。
ではどうしているのかというと、検査を併用しています。ワクチン接種証明の代わりに48時間以内の陰性証明を提示することでもイベントに参加できます。これはワクチンパスポートが非接種者への差別になるという批判への一部回答でもあります。
そのため症状のある人などはPCR、それ以外の健康な人は抗原検査による迅速検査と役割分担して、後者を無料で受ける場所を広く提供するというのが幾つかの国で進む流れです。
私が暮らすフランスでも先日のテニスの全仏オープンの現地観戦にこの方法が活用されたと聞きます。私も別のイベントに参加するため先日抗原検査を受けたのですが、最寄りの薬局で予約なし・無料で受けられて、検査後10分ほどで政府のシステムから証明書のQRコードがSMSで届きました。
日本でのワクチンパスポートなどの議論ではどうも話題がワクチン一本足打法に偏りがちで、特に検査の話題は見落とされがちだと思います。十分なワクチン接種率を達成するまでの一時的な苦肉の策という側面もありますが、このような対応がとられている地域があることも議論の俎上に上げてよいと思います。