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読んで鳥肌がたった記事でした。研究の詳細がわからなかったのですが、歴史にをかえる誤記なんてあるんですね。

林豊さんの気象庁気象研究所のwebページはこちら。
https://www.mri-jma.go.jp/Member/sei/kahayashiyutaka.html
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昔のアメリカの地図でも、パクられた(写された)ときにわかるように、あえて嘘のデータを混ぜることで判別するというようなことが行われたことがあるのですが、それがいつしか忘れられ、まるで本物の建物が存在しているかのように扱われていたという騒ぎがありました。記録は人間がするものである以上、伝えている間に事実が誇張されたり歪んだりするのは当然のことなのかもしれません。何かの観測におけるデータの品質保証の重要性を今更ながら感じるようなものです。
気象でも似たような話があり、「オーストラリアでの熱帯低気圧はウィリー・ウィリーと呼ばれる」という記述が日本の理科や地理の参考書などにずっと掲載されていたことがあります。実はその言い方をしたのは1930年ごろまでであり、1940年以降はそうした言い方はすでにしなくなっていたそうです。しかしその事実を知らないアメリカや日本の事典や参考書には脈々と記述が残り続け、それを引用する他の様々な文献にまで波及して記録が残り続けました。最近になりオーストラリアの実態を知った気象や地理の研究者がこの事実を学会内で啓蒙した結果、徐々に誤解は解けつつありますが、いまだに時折論争となるような状況です。
どこそこの事典に書いてあるから間違いないとして引用を続けるのも、場合によっては疑ってかかる必要があるのかもしれません。