暴力と恐怖の本質を考察 宮城の賀井さん、読書体験記で最高賞に
河北新報オンラインニュース
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自身の受けてきた過酷な家庭内暴力と、それを超えるものとしてラヴクラフトの恐怖小説に向き合い「暴力」の本質を見つめたという宮城県の高校生の読書感想文がコンクールで文科大臣賞を受賞したという。
これ、コンクールのWebサイトで全文読めるんだけど心動かされる文章です。こなれ感の少ない文章だが、それゆえに言葉と揉み合いながら言いたいことを見つけようとしている姿が生々しく伝わってくる。
http://www.hitotsubashi-bks.jp/contents/reading/img/booklet-list2020.pdf
ラヴクラフトについては近年、黒人史を彩る暴力と宇宙的恐怖をマージした異色のドラマ「ラヴクラフト・カントリー 恐怖の旅路」などもあったが、改めてその意味についてルーツとなる英米怪奇小説の系譜を含め見つめる時期が来ているなと感じる。