遺伝子検査23andMe、リチャード・ブランソンのSPACとの合併で上場
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23andMeがついに上場。2020年3月から12月までの9カ月間の売上は1億5500万ドル、損失は1億1700万ドルだったとのこと。日本ではライフサイエンス分野でそこまで投資できる会社はないので、上場前に8億5000万ドル資金調達している体力があってできることだと思います。日本ではライフサイエンス分野へのリスクマネーの供給量は米国の100分の1程度なので、様々な成功事例がでて日本でもこの分野への投資が増えるといいですね。
会社をこれ以上、成長させるには遺伝子検査会社よりも医薬品開発会社の方が有望とみていることが重要だと思います。
なぜなら、個人の遺伝子検査による疾病の予測は、疾患の種類によって精度がまちまちだからです。
つまり、希少疾患など一つの遺伝子変異が病気を起こすのに大きく効いている場合には、精度は高く出るでしょうが、GWAS(ゲノムワイド関連解析)の結果を踏まえれば、(少なくとも単純にやった場合には)生活習慣病などは、あまり高い精度を得られないでしょう。GWASから一つ一つの遺伝子の影響は小さいことがわかっているからです。環境要因のデータを網羅的に取得しそれをつなぎ合わせて整理すればまた、変わってくるかもしれませんが。
他に乳がん、卵巣がんのBRCA1、BRCA2の変異などは、予測精度は高いです。個人用の遺伝子検査の会社としては、このようなものをどれだけみつけられるかにかかってきます。
顧客の遺伝子データを利用して、医薬品開発をした方が、顧客の寿命やQOLを改善する可能性が高いということで、そちらに舵を切っていくことは妥当な選択だと思います。"リチャード・ブランソンが設立したSPAC(特別目的買収会社)のVG Acquisition Corp.との合併により6月17日、上場した。"
"23andMeの共同創業者兼CEOのアン・ウォジスキは、ナスダックにティッカーシンボル「ME」で上場した会社の株式を9940万株所有しており、17日午後に彼女の保有資産は約13億ドル(約1430億円)に達した。"