【激白】日本企業は「優良資産」を貯め込み過ぎている
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全体としては非常に納得感が高いのですが、少し説明不足のところがあるように思います。例えば、「ガバナンス改革は、素晴らしいものを作る仕組みではなくて、すごくダメなことを起こりにくくするための仕組み」というのはその通りですが、(外部)取締役の役割は、経営者にリスクを取らせることでもあり、その意味で「素晴らしいものを作る阻害要因を取り除く」ところもあると思います。
また、それと関連しますが、個人的には「今後100年続くように頑張りたい」というのは経営者にとってとっても大切なことだと思います。本当の問題はそれを言い訳にしてリスクを取らず「貯金」をため込むことです。アイリスオーヤマにしても別の記事のマイクロソフトにしても、投資して進化するから長く続くのだと思います。アイリスがプラスチックの収納箱に、マイクロソフトがオフィスにこだわっていたら、今の姿はなかったでしょう。これから行われる株主総会で、東芝をはじめ、多くの企業経営者がアクティビストからの要求や批判の矢面に立たされそうです。
一方、アクティビストの視点で考えると、リソースを生かし切れていない企業が多い日本の株式市場にはチャンスがたくさん転がっているのかもしれません。
今回は、昨年に参入したマネックスのアクティビストファンドにアクティビストを巡るトレンドや投資のチャンスについて話を聞きました。ジャフコは大きく変容しましたね。有効活用できていない資産を活かす。それは外部にいる人のほうがよく見えます。社内にいては気づかない。
アクティビストほど過激でなくても、株主からの提案をもっと吸い上げられるようにしたらいいのではないでしょうか。日本企業にはすばらしい資産がたくさん眠っているはずです。