Could the G7 political WAGs have dressed a little less WAGish?

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• 中野 香織

  Kaori Nakano Co.,Ltd. イギリス文化を起点に、ダンディズム史、ファッション史、ラグジュアリー領域へと研究対象を広げている

  ・2021年06月16日

  G7のような政治的イベントがあると必ず各紙に「ポリティカルワグ」(ファーストレディや公爵夫人など）のファッションの話題が登場します。今回も、ジル・バイデン、キャリー・ジョンソン、ブリジット・マクロン、キャサリン妃の写真が各紙にあふれました。日本のファーストレディの写真はほとんど見かけませんでした。
  
  そんな軽薄な「虚飾」の慣習など無視してよい、とみなすメンタリティが日本人に根強いのはたしかに感じるところではありますが、海外での圧倒的な記事量をみるにつけ、こういうソフトパワー外交をまったく軽視するのもいかがなものかと思うことがあります。少なくとも各国におけるファッション産業＝経済をブーストする効果が絶大なのです。（詳細はあらためて別の記事に書きます）