ヤマダが銀行サービス 家電と住宅ローン一体で
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引越しのタイミングが一番の家電製品への消費意欲が高まるので、お得なキャンペーンでまるっと提案しようというのはわかりやすいメリットですね。金融緩和で銀行代理業の裾野が広がっていますが、小売ができる金融業への取り組みのモデルの1つだと思います。
"家電量販チェーンが銀行代理業の許可を得たのは初めて。住信SBIネット銀行が仮想銀行「ヤマダネオバンク」を設ける。消費者はそこの口座を通じて預金、ローン、デビットカードなどを利用する。実際にサービスを担うのは住信SBIネット銀だが、ヤマダHDは自社のポイントシステムと組み合わせるなどで独自の銀行サービスに仕立てる。"
注目のコメント
ローンを武器にして住宅ローンやポイントを通じて家電需要を取り込むことで「生活」のエコシステムを創り上げる試みで面白いと思います。元々家電業界は割賦販売の概念などもありローンとの親和性があります(ただ、銀行サービスを提供するとなると延滞時も含めて当然、追加コストもかかってきますのでそことのバランスでしょう)。
銀行は巨大なIT投資を必要とする「装置産業」とも言われますが、銀行側としてもインフラを活用してもらうことで収入源になるのでWIN -WINとなります。一方で既存の銀行を買うとなるとデューデリや買った後の経営など別次元の話です。
他社でも銀行のインフラを活用するこういう取り組みがあり、一つのビジネスモデルとなってきそうです。
https://www.sbbit.jp/article/fj/54767ヤマダさんに以前少しだけ関わったことがありますが、圧倒的なポイント会員等の顧客基盤があるため、金融サービスを検討されていました。
当時はシステム関連は自前で持つ考え方が一般的でしたが、住信SBIネット銀行さんのネオバンクを使って、自身はサービス企画・運営を主軸に進めるやり方は理にかなっていますね。
さすが、ヤマダさんです。