変異株にはワクチン効果大幅減も 国立国際医療研究センター
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基礎研究レベルとしては重要な知見ですが、これが必ずしも現実世界に当てはまるとは限りません。ファイザー社のワクチンを国民の多くに接種したアメリカやイスラエルでも各種変異株の発生が報告されていますが、幸いなことにその後も感染者数の増加はみられておらず、収束傾向にあります。
なお、この件に限らず研究室上でのデータと現実世界で起こっていることのデータに解離がみられることはしばしばあるため、解釈には注意が必要です。ワクチンは気の問題です。そもそも日本ではさしたる感染拡大もしていないので、ワクチンで感染者数の絶対値が大きく減るのかということについては懐疑的です。重症化という点に絞られるのではないでしょうか。そうすると、ワクチンを打っても、3波、４波程度の感染は起こるので、それらの事態に対して対応できる医療体制を整備しようとしない限り、ずーーーーーーっと、緊急事態宣言が続くと思います。
ワクチンはそのような状態に対して、「重症化の見込みは低い。ワクチン打ったから前を向いていこう」というムードを醸成する効果が、もっとも期待される効果だと思っています。
もともと医療体制の整備さえ進めが、日本は現状でも超前向きに生きていけるはずなのです。それを怠っている専門家がいつまでもコロナ対策の先導をしていることに非常に憤りを感じます。あくまで可能性。僕は心配していない。
ちなみにワクチン接種ですが現在2500万回済。報告遅延の状況を考えると推定3000万回。いまのペースが1日130万回〜140万回で五輪まで37日くらいなので+5000万回。合計8000万回。その頃には高齢者の大半はワクチンで重症化しなくなっているはず。
更には8月末には推定13000万回になっていて、持病持ちの中年などハイリスクへの接種はほぼ完了していると思う。まぁその頃にどれだけ接種スピードが伸び、そしてどのくらい鈍化するかによりますが、人口1.27億人の日本で集団免疫の目安60%って7600万人くらいなので、早ければ9月に到達するかもしれません。
あくまで上記は僕の推計。イギリスのAZよりmRNAは高い効果が期待できイスラエルでは接種率60%で頭打ちするも感染者数は先週まで右肩下がり、今週は横ばいだがゼロコロナに向かうのか注目しています。
