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FA、公共、重電、交通、自動車機器、宇宙、通信、半導体、空調機器等、幅広い分野で展開。選択と集中を徹底し、既存の主力事業であった携帯電話端末、半導体のDRAMとシステムLSI、パソコン、洗濯機から撤退。ビルシステム事業では国内トップ、新興国へも進出中。宇宙分野にも積極的。
時価総額
5.22 兆円
業績
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「制御」の技術がコアで、顧客に深く入り込むBtoB営業も非常に強い認識です。それ故かあまり飛び地は狙わず関連性の強いところでポートフォリオの組み替えを進められている感があります。
日立さんがデジタルやIoT、グローバル化に大きくポートフォリオの舵を切っているのと対象的で興味深いです。ダイキンさんとも比較したりしますが大きく考え方が違いますね。
まだまだ国内への依存度が強いので、組織や経営体制を含めてどうグローバル化できるかが課題のように思います。経営陣にも日本人以外おられないですね。中期経営計画達成にはグローバルな経営体制に変革を進めることが不可欠ではないかなと感じました。
コーネル時代の同僚も最近転職してそこにお世話になっているということを最近知りました。
三菱電機も倍増へ、電機業界でAI人材育成合戦
https://newspicks.com/news/4162984
記事にあるように、ITバブル後の半導体のマイナス影響も大きく、そして他社に比べて半導体事業が小さく弱かったのが、やめやすかった背景だと思う(そして地獄を見たこと、だけどそれで実際にやめたのは特に当時としてはすごいことだと思う)。2000年代前半にはパワー半導体以外はやめたが、パワー半導体はゲームのルールが違うので、これを残したのも英断。また家電事業も他社比で相対的に弱かったので、液晶・プラズマ戦争にも大して加わらず、携帯も国内でNECなどに比べればかなり小さく、こういった電子機器にグローバル競争で負けていくところからも距離を置いていた。早くから不採算事業への厳しさへの冷徹な判断含め、ポートフォリオ経営を行っていた。
結果として、順調に利益を積み上げ、純資産は2007年3月期に1兆円を超えるまでは撤退なども含めて4500億~8000億円くらいの推移だったのが、2021年3月には2.9兆円まで積みあがっている。
でもその間に売上は3.5~4.5兆円の推移。撤退もしながら縮小均衡に至っていないという言い方もできれば、稼ぎを成長再投資に十分に向けられていないという言い方もできる。
概ね10%以上のROEを保っているので、しっかりはしている。ただ、これからも総合を続けるのか、総合を続けたとして安定均衡を続けるのか。個人的には財務力があることから、パワー半導体で国内再編を含めたグローバル投資などを一気にやったり、一旦アグレッシブに振った姿を見てみたいという思いもある。ただ、過去20年間が堅実運営だった組織をそのリスクテイクモードに大きく変えるのも実際問題としてはものすごく難しいだろうとも感じる。
ただ、事業グループ5つの構成で見ると、それぞれのグループから1つづつ重点領域を決めていて、結果的に「全部伸ばします」に見える。M&Aも過去1,000億円以上の買収はしたことがなく、自前主義が強いので、それが今回の「大型買収はしない」とのコメントに現れている。
また100社以上ある国内の販売・製造・サービス小会社の統廃合での利益創出はしないんでしょうか?
良い意味で堅実、悪い意味で変化に欠ける、従来型の日本的経営手法だと思うので、「切った貼っただけが企業経営じゃないぜ!」くらいの気概を持ってチャレンジしてほしい。ちなみに、三菱電機は社長が皆何故か4年で交代するので、現社長の杉山さんの最後のチャレンジかと。
バランス経営で大胆な勝負に出ていないように見えますが、三菱自動車に目を向けると、自らが持つラリーワークスチームのラリーアート復活がアナウンスされたところです。ラリーアートが参加するレースはダカールラリーをはじめとして過酷なものが多く、そこへの出費は大きなものになるでしょう。一方、成功すれば今落ち目を見ている三菱自動車にとっては大きな追い風になると思います。
これからどう変化していくかが楽しみです。