ECB、社債購入を環境対策実施企業に「傾ける」公算=シュナーベル専務理事
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ユーロ圏の金融システムが銀行中心であり、かつ今回のECBのFSRが銀行与信との関係に注目した分析を掲げていた以上、ECBにとっては、資産買い入れの上での配慮よりも、貸出支援策の上での配慮の方が政策として重要であるように思います。
つまり、TLTRO IIIにおける貸出増加条件に、環境対策実施企業向けという限定をつければ良い訳です。ECBが温暖化対策への貢献を重視するのであれば、銀行与信に依存する中小企業の行動変化を促すことには、マクロ的な意義が存在します。