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網走の民宿に泊まった翌朝、さりげなく食べた味噌汁が美味しすぎて目が覚めたことがあります。
島根の旅館で朝出てきた「花オクラ」も衝撃でした。(その日に旅館の農園でとれるなどの条件がないと出せない食材です)
そういうのって忘れられない記憶になったりするので、朝食で勝負っていうのはサービス的にとても面白いかもと思いました。
うちのゲストハウスでは「畑で朝食」というのをやっていて
野菜を収穫してもらい、焚き火ダッチオーブンで季節の野菜ピザトーストを作っていただきますが
焚き火の煙が服についてしまうのが難点、安宿なのでご勘弁をという言い訳はさておき
こういうところを地道に改善できればいい体験になるのにと思いながらなかなかできておりませぬ。
単価を落とさないことは本当に大事。どうしても一番楽な質を落として単価を落とす方向に行ってしまうのですが、その方向にいくとジリ貧になっていきます。

基本は単価を維持か上げることだし、経費を極限まで切っていくよりもいいものを使って、いいものを作って単価と客数を増やしていくことが活路だと思っています。
手元の記録で確認できる限りではトリップアドバイザーが2011年に発表した「朝食のおいしい日本のホテル トップ20」でラビスタ函館ベイが1位になった時点ではすでに函館が朝食で注目される地域でした。

その前後から函館のホテルでは、他の地域に比べ高めの原価率をかけて(1.3-1.5倍程度)朝食の魅力を高めて集客を図っているのが特徴ともなっています。

ラビスタ函館ベイは同ランキングの2012年で1位、2013〜2017年でも2位、2018年に一度圏外(21位以下)となりますが、2019年に再び2位、2020年は3位となっています。
センチュリーマリーナは2020年のランキングに初めて8位でランクインしています。この年は函館国際ホテルも5位にランクイン。函館地区と同じ傾向の朝食を出す北海道のホテルも3ホテルランクインしています。

2013〜2020年まで連続7年間の1位は「ホテルピエナ神戸」で、函館のホテルとはまた違った朝食のメニュー構成となっています。函館のホテルが「海鮮丼」を中心とした「素材の良いもの」を高い原価率を元に提供しているのに対し、ピエナ神戸は「手間をかけた料理」を提供しているイメージです。
宿泊稼働に対する朝食喫食率。記事内にある平均客室単価を最大化するには客層別で予算帯や必要な品揃えは変わってきます。喫食率低いとロス金額も大きくなり無駄も多いですし。
「日本一の朝食」は気持ちの良いパワーワード。

朝から気持ちの良い景色を見ながら美味しいものを食べれる価値は、めちゃくちゃ高いと思います。
稼働率が下がろうとも単価を落とさず、ターゲット層を満足させる朝食を。これは本当に素晴らしい考え方。売り上げよりも「誰を満足させるか」という基本に立ち返った戦略で、結果が出ている好例。