五輪難民選手団の事前キャンプ 早大が受け入れ
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難民選手団に限らず、各国選手団の宿泊場所って、まだ決まっていない部分が多いのですよね。
晴海の選手村に滞在すればいいではないか、ということはなくて、選手村に入れるのは自分が参加する競技の5日前から、競技終了後2日後までと決められています。敗退した選手は、2日以内に選手村から出て行かなければならない、ということでもあります。
選手村に入れる期間の前と後はどこにいればいいのか、というと、基本的にはホストタウンといわれる、各国選手団を受け入れる自治体になります。
しかし、選手が参加する競技の日程はそれぞれ異なっており、いつ敗退するかもわかりません。しかも、選手の移動は公共交通機関を使用してはいけないと決まっています。
ホストタウンとなった自治体は、競技の前後の宿舎を選手団のために用意しなければならず、マイクロバスなどを必要に応じて手配して選手を競技場まで送り迎えしなければなりません。早稲田大学くらいなら、地理的にも何とか対応できるのでしょう。
関東あたりの自治体ならまだいいのですが、中国地方くらいの自治体だと、無理だ、ということで、ホストタウンを辞退したところもあります。
五輪選手村での滞在、競技開始5日前から IOCが制限
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000219015.html
頭を悩ませるホストタウン、105自治体は受け入れ断念
https://www.yomiuri.co.jp/olympic/2020/20210603-OYT1T50316/早稲田キャンパスには、レスリングやボクシングの練習場があります。文学部などがある戸山キャンパスは、かつて記念会堂があり、1964年の東京五輪ではフェンシングの公式会場として利用された歴史があります。現在は、最新設備を備えた「早稲田アリーナ」となり、屋内競技の練習として活用できるでしょう。コロナ禍で、事前キャンプができない国が多い中で、各国地域から集まる難民選手団にとっては、なおのこと場所の確保が難しいはずです。感染対策を施して、よいトレーニングをして欲しいと思います。
早稲田大学は2021年度は積極的に学生をキャンパスに入れて授業に取り組んでおります。リスクもとりながら、オンラインと対面をミックスしながら上手に取り組もうという姿勢は明確に感じられます。