米アマゾン、オフィス勤務3日・リモート2日の週間勤務体制を容認
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今回のコロナ禍での学びは、フルリモートワークができる体制構築は一種のBCP対応としては行うべきだが、生産性や働きがい、会社としての一体感の醸成、などの観点からは、常時リモートではなく、2割から3割程度のリモートをオフィス出社に組み合わせるのが最善であるということだったのではないか?これはもちろん業態や職種にもよるし、テクノロジーの進化によっても変わるので、必ずしも固定的なものではないが、それが現状のコンセンサスであるということが、アマゾンをはじめとする企業の動きからも裏付けられたのだと受け止めています。
ワクチンの接種が拡大すれば緊急避難的なリモートワークは早晩不要になるはずですが、こうした「先例」をベースにしつつ、多くの企業が「ハイブリッド」形式での就業ガイドラインを作り始めるはずで、それがテクノロジーの進化を加速すると期待しています。
注目のコメント
当社(NY、日本人は私のみ)が行った従業員へのサーベイでは、大半の従業員がオフィス勤務は週1か週2が望ましいと回答。NYの地下鉄の治安悪化が、通勤伴う出社を敬遠している面もありますが、感覚としては過半(3日)はリモート勤務にしたいというのが従業員側の意向な気がします。一方で、Amazonも然り、過半(3日)は出社して欲しいという会社が多い気がします。なので、1日の違いではあるものの、ベースとサブの位置付けが従業員側と会社側で逆転していて、基準とする働き方意識にギャップがある点は気になります。
ちなみに、当社ではNYオフィスを6月上旬から開けましたが、今のところ、会社に来て働いているメンバーは1-2割にとどまります。弊社サイバーエージェントは緊急事態宣言中以外は同じ方式ですが、このバランスちょうどいいですよ。フルリモートだとやっぱり、社員同士のコミュニケーションがやはり希薄になりがち。雑談から生まれるコミュニケーションやアイディアなど、オンラインでは生まれづらいものも多々あります。全てが合理的にやればいいというものではなく、会社はチームプレイであり、生活の一部なのでオフラインのコミュニケーションは必要不可欠です。
Amazon、オフィス勤務を3日、リモートワークを2日にすることを認めると発表。Appleに続いて週3日は出社か。米テック大手でも完全リモートを認める、認めないの違いが出てきた。アフターコロナ時代の勤務体系は皆んな試行錯誤