TSMC、熊本で半導体工場検討 日本で初めて
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
台湾では、半導体の製造に欠かせない「水」と「人材」の不足が深刻化しています。
その点、日本には過去に半導体にたずさわっていた技術者がいる、それから比較的水資源も豊富。
この分野で売り上げも技術も断トツトップ、天下のTSMCがわざわざ日本の工場を作ることの経済上のインセンティブがあまり見られませんが、水資源のような隠れた切り札、それから日本政府からの資金的な(かつ外交上の)メリットをにらんでいるのかと思います。もちろんTSMC誘致はまず開発からはじめて、最終ゴールは本格的な量産工場であるのは既定路線。日本企業との合弁にして、政府の資金支援ができるようにするのは最低限の条件でしょう。
TSMCも検討はしているでしょうが、問題はCAPEXではなくて、オペレーションのコスト。要するに高い人件費と電力料金をどうするか。
それとユーザーを確保できるか。2週間ほど前に日刊工業新聞でスクープあった、経産省主導の合弁構想(や、その類型)だろう。
そこでもコメントしたが、ソニーが自社で手掛けるのはイメージセンサー。でもそこは虎の子だしTSMCと一緒にやるとすればどうしてだろう?そして家電にはそれ以外の半導体は色々使われるが、それであればTSMCがあえてソニーとJVにしてこれだけ大規模な投資をするのはどうしてだろうか?
こういう論点や、平岡さんが指摘されている台湾での水問題と地政学なども考えて、電子機器の世界の工場であるアジア全体での半導体供給への安定性を含めて、独資でもやっていくシナリオも、JV以外でもあるように思う。
日刊工業新聞のスクープ
https://newspicks.com/news/5881816
当日の中計での吉田社長コメント
https://newspicks.com/news/5879094