日本の自動車業界に忍び寄る、産業構造「崩壊」への足音(川端 由美)
現代新書 | 講談社
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水平分業期を経て、垂直統合(というか一定グループでの開発)に収まるのが普通では?一定のグループで先々の見通しが立ってるから成り立つ契約もあるでしょう。新規参画しやすいよう門戸を開いておけば良いとは思います。
日本の自動車産業は、一定の水平分業期を経てグループ開発期に熟れているだけに感じます。
新しくて魅力的な技術を持った企業には門戸を開く/門戸をくぐりにいく、ってだけじゃないの?
注目のコメント
テスラは世界で最も垂直統合な自動車メーカーかと思いますが。
『そしてこの水平分業モデルを、車の世界でもっとも早く軌道に乗せてしまったのが、いまや株式時価総額ではフォルクスワーゲンやトヨタ自動車など世界最大規模の自動車メーカーを軽々と上回ってしまった、あのテスラなのである(2021年3月時点で時価総額は5700億ドル〔約62兆7000億円〕)。』2017年頃の「CASE恐るべし」といった記事から多くは進化していない印象だ。むしろ、議論がタイムスリップしてしまった。時空とセグメントの切り分けができていないと感じる。著者は見識を持っているはずなので、本の宣伝を少し意識しすぎではないだろうか。