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ここでいわれる児童とは17歳以下、児童労働は特に農村地域で多く、家族と共に農業に従事している、というのが1番多いケース、と報告書には書かれています。世界で児童労働に従事しているととされる1億6千万人の内、70%はこのケース、とのことです。もちろん、これはこれで問題で、農村の進学率の低さや貧困化の根本的な原因になっています。
 新型コロナウィルスでなぜ児童労働が増えるのか、ですが、最大の理由は、多くの国で学校が閉鎖されたからでしょう。学校に行かないなら当然働かせる、という社会、家庭は世界的に見れば少数派ではありません。
 この状況下でも、アジア、南アフリカでは児童労働は減少を続けていて、増加しているのはアフリカだけです。児童労働に従事する5歳から17歳までの児童の割合は、アフリカでは23.9%、中東では7.8%、東南アジアを含む東アジアでは6.2%、世界全体ではおよそ10%とのことです。
 児童労働の減少に必要なのは、紛争が抑止されること、無償の義務教育が行われること、は必須ですが、あとはどれだけ学校へのアクセスを増やせるか、になります。
 学校給食やスクールバス、諸々の費用の補助、そもそも学校の数を増やすこと、で学校へのアクセスがより容易になります。アフリカ諸国の政府がそのための予算を確保すること、が必要ですが、そのために一番有効なのは、援助と、各国政府が抱える債務が軽減されることでしょう。アフリカの時代が来るといっても、越えなければならない課題は多くあります。

https://www.ilo.org/wcmsp5/groups/public/---ed_norm/---ipec/documents/publication/wcms_797515.pdf
悪い予感があたってしまいました。
SDGs(目標8.7)では児童労働を2025年までに撤廃することが目指されていますが、コロナ禍で実現が遠のいてしまっています。
消費者がフェアトレード認証商品を選ぶなどの変化も必要ですが、いよいよ国際ルールとして児童労働を無くす新たな仕組みが必要です。具体的には、関税の減免条件として児童労働を禁ずるなど、いま検討が進みつつある取り組みの加速が期待されます。