逆転敗訴した野村情シスがIBMに送った悲痛なメール、横暴なユーザーを抑えきれず
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「システム開発では一部でも仕様変更が生じると、その部分だけを改変しても足りず、システム全体への影響を考慮して設計からやり直さなければならないことがある。仕様確定後の変更要求はときに大幅な軌道修正が必要となり、開発費用の増大はもちろん、大幅な納期の遅れをもたらすことをユーザー企業は肝に銘じたい。」
それなのよ……オーナーからしたら言葉一つ変えるだけであっても、裏で複数のプログラムを直したり影響確認のためのテストをしなきゃいけないし。
システム側も追加コストや危険性に対して堂々と説明しなきゃいけないし、聞き分けないなら情報システム部門がヘルプに入って説得しなきゃいけない。
何より無茶振りでしくじって顧客に影響が出るなら地獄を見るっていうのをオーナーに自覚してもらわないと。
ここまでギスギスするような環境に置かれたことがないけど他人事じゃないな、と思わされた記事。
しかし訴えた側が野村って聞いて「あっ……」と思ったのは偏見でしょうか。
注目のコメント
当初の仕様開発時には気付いていなかったようなことが後から出てくる、しかも(今回の事がどうだったかは置いておいて)本来考えておかないといけなかった重要な事であることだったりすることもよくある。だから発注者側の検討の深さや専門性が重要かつ責任とも言われている。一方で、これから増えてくるAI案件などは特に経験者も少なく、結果も確率的なものだったりすると、さらにこのようなギャップが生まれる可能性は増す。
それにしても10年前の出来事ををまだ審議してるなんて、IT技術の進歩の時間軸に全く合わないですね。「X氏は、パッケージソフトに合わせて業務を最適化するという会社の方針に反して自身の現行業務を維持することに固執」。日本全国に無数のこうしたDXを阻害する邪魔オジが居そう
結局は以下の結論につきるのですよね。
ただ、かつて多く見られた「ユーザー部門の立場が強く、情報システム部門が弱い」という関係性が上記のような事態を招いたのであれば、その責任は経営層にあると言わざるを得ない。経営層が現場任せにすることなくリーダーシップを発揮し、社内の意思統一を図っていればこのような事態には至らなかった。ユーザー部門と情報システム部門のぎくしゃくした関係も生まれなかったはずだ。野村-IBM裁判は改めて教訓を示した。