英財務省、「グリーン投資」の定義策定を助言する専門家部会設置
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グリーン・トランスフォーメーション(Green Transformation:GX)という用語が浸透しつつありますが、本質を理解して“地球温暖化による脅威、世界的な脱炭素機運の高まり”を遂行しているか個々に見極めが必要です。
日本でもアドバイザリー・グループなりの認定機関が、政府と一緒になって見極めを行えればよいのですが。
注目のコメント
いまや欧州の環境・サステナビリティに関するルール形成は「ビジョンのリード」から「実行」にステージがシフトしています。
この戦略の要が、資金面をコントロールする「EUタクソノミー」というサステナブルファイナンス(グリーン投資)適格判断のための「分類」「定義」です。
サステナブルファイナンスに関する公的機関の連携ネットワーク「IPSF」は欧州委員会が事務局を務め、今年2021年半ばには、日本や中国、インド、そして英国など含む各国の既存タクソノミーの共通点の整理が公表される予定です。英国がこのルール形成の重要性を理解しているあらわれの記事です。注目しましょう。英国らしいと思います。
この問題はいずれ、「国際的なスタンダード作り」という議論に発展していく可能性が高いように思います。なので、先手を打ってスタンダード作りの議論を進め、来るべき国際的議論での主導権も握れるようにしよう、という意味合いもあろうかと思います。
いずれグローバル・スタンダード作りに向かいそうな分野での英国の抜け目なさには、たびたび感心させられてきました。日本も、賢く対応しなければいけないと感じます。