【ドムドム 社長】次の50年、共存共栄の心が企業の発展を生む
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注目のコメント
中長期的ビジョンよりも「経営理念のもとでブレることなく、その局面ごとに最も適した施策を考えて対応していくことが大切」は1つの考えと思います。ニッチプレーヤーとして生き残るためには、戦略やビジョンよりもその時々のチャンスを最大限に生かすこと、そのためにトップから現場従業員までが新しいことに取り組む姿勢が大事になってくるでしょう。
-どこに出店するのではなく、どんな意味を持って出店するのか
出店もある種の広告。現代の広告の大半は広告主都合だけで広告していると思います。お金払ってリスク追ってるんだから当たり前といえば粗利前なんですが、プッシュする側の都合ばかりがまかり通って、情報を受取る側の事情が考慮されていないのが現実。
この一言からだけでも、視点がお客さん側の立場に立って一貫しているところが藤崎社長のオリジナリティなのだろうな、と思いました。
ハンバーガーを売るときに、他のハンバーガーショップがつぶれてもいいから、自分のところのハンバーガー買って!がこれまでのハンバーガー屋さんの戦略だと思います。今回のコラボ、もちろん他業種とのコラボとはいえ、自分のところだけでなく、「ハンバーガー文化」に貢献するように、という立ち位置で共存共栄を目指すことによって、結果的に古くからの他己紹介のような形になって売れていくのだと思います。
この連載、すごく面白かったです。
勇気とヒントをいただきました。ありがとうございました。
今度ドムドムハンバーガー見つけたら、絶対入ってみます!「ドムドムハンバーガー」社長・藤﨑忍氏の連載第7回(最終回)です。
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■第1回 主婦から転身、日本最古のハンバーガーを復活
■第2回 21歳で結婚。政治家の夫を内助の功で支える
■第3回 39歳で就職。渋谷109の店長になり、売り上げ倍増
■第4回 新橋で居酒屋2軒を起業、繁盛店になる秘訣
■第5回 「手作り厚焼きたまごバーガー」SNSで話題に
■第6回 上司に直談判、入社9カ月で社長に就任
■第7回 次の50年、共存共栄の心が企業の発展を生む
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今、日本最古のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」が注目を浴びている。ソフトシェルクラブを一匹丸ごと豪快に挟んだ「丸ごと‼カニバーガー」などの斬新な商品でネット上を沸かせ、人気ファッションブランドとのコラボで若者の心をつかむ。
老舗でありながら数年前まで衰退の一途をたどり、2017年にはレンブラントホールディングスに経営権を譲渡。現在、ドムドムの指揮を執るのは、39歳まで就職経験のない主婦だった異色の経歴を持つ藤﨑忍社長だ。社長就任から2年半、2021年3月決算で事業譲渡後、初めて黒字を果たした。
近年、アメリカ発の高級グルメバーガーの上陸を機に、「低価格で手軽」というハンバーガー業界の概念が変わりつつある。その中で、復活の兆しを見せるドムドムハンバーガーの戦略とはどのようなものか。藤﨑氏が、波乱万丈な半生を振り返りながら明かす。(全7回)