【解説】アルツハイマー新薬承認「3つの注意点」
NewsPicks編集部
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「アデュカヌマブ」って、本当に読むのが難しい名前です。
FDAの承認で話題になっている、この「アデュカヌマブ」について、2000年代からアルツハイマー病研究を追ってきたノンフィクション作家の下山進氏の解説とともに掘り下げます。
注目のコメント
今回承認されたアデュカヌマブの効果については、医療者としては懐疑的にならざるを得ません。臨床試験で示された結果は、一部の患者群で認知症の進行をわずかに遅らせる(改善させるわけではない)というものですが、年間約610万円という薬価です。
費用対効果は低く、もしも高齢化がすすみ認知症の患者さんを多く抱える日本でも承認されたとすると、現行の医療保険制度を見直す必要が出てくるほどの事態になると思います。アルツハイマー征服という本を読むと今回の新薬の出来るまでのアルツハイマー病克服に向けた人類の叡智の結集の具合が読み取れます。まだまだ道半ばという感じではありますが。。