【解説】アルツハイマー新薬承認「3つの注意点」
NewsPicks編集部
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年間610万といっても75歳以上は1割(一部が2~3割)の自己負担な上、高額療養費(補助)制度という(病院にかかる事が多い)高齢者や製薬会社にとっては夢のような、一方、負担を担う現役世代にとっては地獄のような制度があります。
世界最悪の人口動態になって、かなり時間が経つのに、いまだにこの制度を改善しない日本のシルバーデモクラシーぶりは哀しすぎです。
現在、エーザイは保険収載を求め激しい攻勢中でしょう。企業ですから当然です。
しっかりとした効果(?)のある初期症例に保険適応を絞れるのか。
中医協というところが決定しますが、この組織が行ってきた過去の判断の歴史をみると楽観はできません。
注目のコメント
今回承認されたアデュカヌマブの効果については、医療者としては懐疑的にならざるを得ません。臨床試験で示された結果は、一部の患者群で認知症の進行をわずかに遅らせる(改善させるわけではない)というものですが、年間約610万円という薬価です。
費用対効果は低く、もしも高齢化がすすみ認知症の患者さんを多く抱える日本でも承認されたとすると、現行の医療保険制度を見直す必要が出てくるほどの事態になると思います。アルツハイマー征服という本を読むと今回の新薬の出来るまでのアルツハイマー病克服に向けた人類の叡智の結集の具合が読み取れます。まだまだ道半ばという感じではありますが。。