【刺客】ファーウェイが放つ、打倒グーグルの秘策
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HuaweiのハーモニーOS(鴻蒙OS)についての記事で
大変に参考になった
①短サイクルのPC/タブレットと異なり、白物家電や
社会インフラ向けIoT製品のOSは長寿命が期待される
②そのためには既存オープンソース(Linux/Android等)
と異なる運営体制のニーズもありハーモニーOSが誕生
-必ずしも米国からの制裁回避の文脈だけではない
③Googleも類似思想から、IoTに対応したOS Fuchsiaの
開発を進めるが、この領域ではHuaweiが一歩リード?
-GoogleはAndroidで培った開発者コミュニティある
一方、中国はIoT機器の優位性(最大生産/消費国)
個人的な気づきとして、(②に関連して)何事も分かり
やすいトピックと紐付けて単純化されてしまいがちな中、
背景に流れる別の本質的な技術/業界構造の流れにも常に
アンテナを張らねばと改めて思いました
・「米国制裁→国産OS」は分かりやすいが社会インフラ
向けIoT製品の普及に伴っての独自OSという背景もある
・同様に例えば「問題スピーチ→IT大手制裁等」も分かり
やすいが、実際には長い時間軸で独禁法の仕込みや、
野放しのネット金融の規制が検討されていたと言う話
(これはNewsPicks上でも精力的に特集が組まれて
読者の理解が進んだと思いますが)米国の制裁に苦しむファーウェイ。中国は技術力を飛躍的に発展させていますが、それでも他国に依存せざるを得ないのが、半導体とOSです。
こうしたなか、ファーウェイが発表した「ハーモニーOS」が注目を集めています。グーグルのアンドロイドに代わるスマートフォンOSの新たなスタンダードになるのか、そこまではいかなくともiPhone、アンドロイドに続く第三極になるのか……。
このようにスマホをめぐる戦争として理解されがちですが、ハーモニーOSの開発経緯や設計思想を見ると、まったく別の構図が見えてきます。ファーウェイとグーグルが争うのはスマホだけではなく、「The Next Big Thing」の大本命である「IoT」なのです。
なぜIoTに新たなOSが必要なのか。ファーウェイは何を狙っているのか。そして、勝機はあるのか。中国のIT企業に詳しいZUNDA株式会社の澤田翔CEOにうかがいました。どんだけ技術力が高くても、グレートファイヤーウォール内で人の監視や情報統制をする事を当たり前のようにしている中国にある企業のITは、資本主義の企業と違いOSだけでなくハードにバックドアが設定されて情報が抜かれる恐れがあるのでセキュリティやネットワークのエンジニアとしては信用しません。
このバックドアの懸念が払拭できないからアメリカ政府やNISTが採用しないよう呼び掛けているのです。
市場原理や価格だけで物事を捉えると痛い目を見ます。